.
山 「やっと会えた」
私を抱きしめそう呟く彼
もう、何も思わない
ドキドキもしない。
私はこの世界に色を感じなくなってしまった
ああ、どうしたらカラフルになる?
「 もう、やめてよ、」
涼介は驚いて
私を離した
「 ねえ誰か教えてよ
私の存在価値を存在意味を。
どうして私は死ねなかったの。ねえどうして?
もう、つかれたの。もう痛いの
1人は嫌なの。」
光 「それは .. 「もう、帰ってこいよ」」
光くんに被せて薮くんが口を開いた
何を言ってるの。
だって1番私を嫌ったのは薮くんじゃない。
「都合、いいんだね」
知 「 僕、鈴木さんに脅されてたんだ。
あすちゃんがやってないことわかってた」
じゃあ助けてよ
圭 髙 「俺達も 感ずいてはいた。
あすかはやってないんじゃないか。
なんて。思ってた」
なら言ってよ
伊 「俺はずっとずっと鈴木さんの味方
だった。だってそうだと思ったから。
けど、違ったんだって思った」
だから、なによ
薮 「 気づいてやれなくてごめん」
もう、遅いんだよ、
裕 「また、カメラで撮らせてよ!ね?」
機嫌とるのうまいんだね、
涼 「 もう、戻ってこいよ」
戻って .. いいの?
前みたいにもどれるの?
もう、1人じゃないの?
鈴 「 ちょっと、待ってよ」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。