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山 「 あすか!
遅くなってごめん-!」
山ちゃんは 「 もみ消して冬」
の撮影で波瑠さんとのロケが今はすっごく多い
「 いいよ、行こ!
お腹ぺっこぺこ!」
荷物を持って山ちゃんの前を歩く。
彼はきっと今 私が怒ってると思ってる。
怒ってないのにね?
山 「 あすか .. 怒ってる?
ごめんて。波瑠ちゃんがちょっと..」
怒ってると思うのに普通ほかの女の人の
話する!?意味わかんない!!
怒ってなかったのにちょっとイライラする。
「 帰る。 今日はいい。」
ぶっきらぼうに言葉をぶつける。
拗ねてわざと怒ったように言い残し
山ちゃんの車がある駐車場とは逆の
みんなが待つ.. いや、みんなのいる
家の方にぷんすか歩いていく。
だってさ!楽しそうに、いや嬉しそうに?
もうどっちでもいいけど!!
にこにこ笑顔で他の女の人の話だよ?
いや彼女じゃないけどさ。
でもやきもち妬くよ。
私といるんだから。
波瑠さんは綺麗だよ。可愛いよ。
でも ..
もう!!もやもやするなぁ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。