第36話

#32 有岡side
2,002
2017/12/22 03:13
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いや、別に聞きに来たわけじゃないんだよ!




















薮ちゃんがさ













鈴木ってゆう奴もこのJUMPハウスに


追加するってなったからだもん。














大貴悪くないもん。














でもなんか














「 ごめん ..」














「 いやでも!

聞こうとしてたって訳じゃなくってね

これには立派な理由があって

なんか、あの、ねぇ?

鈴木みほさんが JUMPハウスに

追加するっていう報告を

お伝えしようと思いまして 」















無意識に敬語になっちった。笑















あ 「 そっかー。

ますます居づらくなちゃうなぁ。

ありがとね。大ちゃん」
















そう無理して泣くのを我慢する君は















どこか悲しく














消えそうな笑顔を俺に見せた。















山田 に怒られるってわかってるけど















こんなの ほっとけるわけねーよ。


















「 無理して笑うなよ

泣きないなら泣けよ

嫌なら嫌って言えよ

もっと 頼ってよ 」













抱きしめた君は震えてましたね。














俺がそう言うと















『大丈夫だよ。ありがとう 』










そう言ってまた笑ってみせた。















知ってるよ。










俺が 部屋を出たあと











大丈夫、大丈夫。










って自分に言い聞かせながら









泣くのを我慢してたこと。














君はいつでも








自分を優先していましたね。









そしていつでも





一人で抱え込んでいました。














10年間 最年少で頑張ってたけど










頼ってくれることなんて















1度もありませんでしたね。




















もっと頼ってよ、って








一人じゃないんだよ、って















言ってあげればよかったのかな










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