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鈴木さんの隣を通り過ぎ
いわれた言葉。
命令はまだ終わってない。
今日の命令の残りは
『 衣装を盗む 』
これは鈴木さんがもうやってる。
山ちゃんと 裕翔の衣装を
私のロッカーに入れてある。
それだけじゃない
さらに破かれてぐちゃぐちゃになってる。
みんなはきっと
私がやったと思うんだろうな
山ちゃんはいつも私の味方で
裕翔はいつも私を信じてくれて。
知念くんはいつも怒ってくれて
大ちゃんは何も言わなくても隣にいてくれた。
光くんはいつも優しくて
伊野ちゃんはテキトーなくせに真面目で
薮ちゃんはなんだかんだ頼りになるし
圭人はいつも自分より人の事考えてて
ゆうやんなんていつも元気づけてくれた。
そんなわちゃわちゃな9人と
ずっと 一緒にいれると思ってたよ
光くんの選択は間違ってない
裕翔
知念くん
大ちゃん
山ちゃん
鈴木さんの方へ行ってよ。
そんな自分のことしか考えてない私を
嫌ってください
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。