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あすかから妙な連絡が入り
その数分後
「もしもし ..」
「 もしもし、こちら平成総合病院
ですが一番最近電話を掛けられていた
あなたに電話しました。こちら
佐藤あすかさんの携帯で
佐藤あすかさんが病院、屋上から
転落しました。すぐに来られるようでしたら
「 すぐ向かいます。」」
迷いも戸惑いも
焦りも混乱も
なにもなかった
ただ
走る そんな二文字が頭に浮かび
走って走って
走って走って
「 あすかは.. !!」
みんなも呼ばれたのか
俺がつく頃にはもう、
Hey! Say! JUMP全員とマネージャーが
到着していた頃だった
俺はあすかから来ていたLINEを開いた
自殺 ..?
死ぬつもりで .. ?
俺を置いて .. ?
んなわけあるかよ、
知 「 大ちゃんが目、覚ましたんだ。
それで一応、あすかが一番心配してたから
教えてはあげようかな、って思って
看護師さんに聞いたら屋上に向かった所
見たっていうから行ったら
もう .. 落ちる寸前で遅くて ..
JUMPのグループに残した言葉みたら
自殺する理由なんて ..」
「お前等のせいだよ..」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。