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あすかは
最後まで自分より人の事で
俺のことをよく知ってる
でも、あすか。
ひとつ間違ってるよ、
あすかがお荷物なんて
ほんとは誰も思ってなかったんだよ。
知 「 僕 .. 鈴木さんが
なにか企んでること 、ほんとはしってた。
知っててもあすちゃんがやられてるとこ
見て見ぬふりしてた。ごめん..ごめんなさい」
泣き崩れるとはこのことを言うんだ、
ごめん
とだけ言いながら泣き崩れ膝から崩れた知念。
その後すぐ
有 「俺も ..知ってた。
鈴木さんに 言われたんだよ、だから..
あーちゃんは何もやってないことくらい
見なくてもわかったことなのに。
騙されたフリをしてた、」
あすかが残した手紙を強く握り
かすかな声でそう、確かに言った大ちゃん。
中 「 あすかは衣装破いてない..
なにもやってない 。けど俺らは
暴言罵声暴力 、 あすかは耐えた ..
ずっとずっと耐えてた 、
俺も知念と大ちゃんと同じ。
ずっと気づいてた、わかってたんだ 。」
ここにも。またひとり。
鈴木さんは
いつのまにかその場から消えてて
その後 圭人と髙木が
圭 髙 「 うすうす ..気づいてた。
なにかがおかしいな、って。
あすちゃんはほんとは ..って、
けど 何も言わずに.. 。
俺らも共犯だ、」
薮くんや伊野ちゃん、光くんは
ずっと黙って俯き
ぽろり、と涙を流した。
でも俺は許さない。
「 もう、遅いんだよ。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。