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山 「ふざけんな!」
次は山ちゃんに怒鳴られた。
とうとう山ちゃんまでも私を嫌い?
あなたには私がどう映ってるの?
可哀想?
そう思ってるの?
好きなひとからは嫌われたくなかっなあ
山 「 自分の体
大切にしろよ ..」
涙目で真剣に私の目を見て
呟いた
急に我に返って
何をしてたんだろう。と
鳥肌が立つ。
でも
「 山ちゃ 「 涼介って呼んでよ」
え?」
何年と何年も呼び続けてた
「山ちゃん」ってあだ名。
山 「 ちゃんって女の子に呼ばれたくないもん」
なんだ、そんなことか。
単純に女の子にちゃん付けは嫌だ。
そう思ってるのだと思った。
やだって言ってるのなら
これからは涼介と呼ぼう。
「 りょ 、 りょーすけ でいいの?」
少し照れながら初めての
呼び捨てに戸惑う
ああ、こんな幸せはいつまで続くんだろう?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。