さて、ここまでアドリブで語ってきた。ここからもアドリブで語るのだが。
ここからは私自身がプリ小説内で読んで、頭の片隅で思ったことだ。
あなた様が気のせいと思うならばそれで済ませて良いことである。
キャラクター設定について。
セリフのみの小説(ほんの一部ではあるが、)を読んで思ったのだが、それぞれの登場人物の価値観や考えていることが全て一緒のように見える作品があるような気がする。(決して『性格』は含んではいけない。あくまで、価値観や考えのみの話だ)
それはもちろん、セリフだけの作品だからこそ起こりうることではあるので仕方ないとは思うが。
あなた様がもし、あなた様の価値観や考えでキャラクターのセリフを作っているのであれば、考えてみてほしい。
キャラクターは和訳すれば個性という意味になる。個性とは一人一人違うものを持つのだ。考え方も違えばそれによる発言も違う。
もちろん大抵の人間は『普通ならこうするだろう』という前置きを前提に言動しているのではあるが、考えていることは人それぞれに違う。
リアルの人間を観察すればそれはよくわかる。
私もつい最近それを実感したばかりである。
もちろんそれと同じではなくてもいいが、話を書いていくうちに考えてならなければならないことである。
それによって、物語の単調な流れを変えてくれるだろう。
つまり語りたいことを述べるなら、物語のキャラクターもあなたとは違う考え方をしているということである。
これはあくまで私の偏見なので、難しく考えなくてもいいかもしれないが、全てが全て同じではないと考えないでもらいたい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。