第6話

#6胸の苦しみと涙
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2017/11/03 06:55
屋上のドアを開けると、




そこには澄んだ空が1面に広がっていて



それが余計に胸を苦しくさせた。








しばらくぼーっとしていると




思い出したくなくても、さっきのこと




を思い出すわけで、




涙がまた、溢れてきた。




私は背中を屋上の壁にあずけて




そのままズルズルと座りこんだ。




ーーーキーンコーンカーンコーン




授業の始まりのチャイムが鳴る。




こんな顔じゃ教室に行こうにも行けない。




しょうがなく授業をサボろう



と、決めたとき、




突然声をかけられた。

晶
...あの、大丈夫ですか?

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