んあ？あ、俺最後〜。

その前に俺、みんなに黙ってたことがあります。

俺、実は春龍っていう暴走族の総長昨日までやってました。
この地域っていうか全国規模で各地域に春龍、夏龍、秋龍、冬龍ってあるんですけど、その代表もやってました。
中2の時から。
黙っててごめんなさい。

黙っててごめんなさい

みんなっありがとう！

暴走族なんか馬鹿にされるし、怖がられると思ってた。
だから黙ってた。
でもみんなのおかげでこうやって最後に話すことが出来た。
本当にありがとう。

そして、今日はあなたに大切なことを言います。ここでいうのもムードとかないかもしれないけど笑笑

俺と、あなたが出会ったのは中学２年の時、授業中の中庭でしたね。

あたり前だろ！

その時、あなたが声をかけてきましたね。俺は女という生き物が嫌いで、ずっと女の言うことは無視してたんだけど、なぜかあなたに声をかけられた時は無視できませんでした。

その時から始まってたのかな…

うん。一目惚れでしたね。

その日の放課後、おれの族の溜まり場にあなたがいきなりきて、空はどこ！？って叫びながら入ってくるもんだからびっくりしましたw

仲間に入れて！っていうあなたを無視できなくてなぜかいいよと返事をしました。その時の俺はよくわかりません。周りの人にも怒られましたw

そのあと一週間後くらいかな？

俺が呼び出して告白しました。

結果はOKでめっちゃ嬉しかったな。
あの時はこんなに付き合ってられるとも思ってなかったです。

それから、四年間？五年間？
まぁ約５年間俺の彼女として、総長の彼女として、俺だけでなく、春龍のみんなや、他のメンバー達というとんでもない規模の人数を支えてくれました。

本当にありがとう。
あなたのお陰で俺たち強くなれました。

もしよかったらこれからずっと、俺の隣にいてくれませんか？
俺の隣でずっと笑っててくれませんか？

笑いも涙もこれから先ずっとあなたと共有したいです。
なにかあったら一番最初に駆けつけるのは俺がいいです。

愛してます。

あなた俺と結婚してください。

っ…！！！

よかった！

俺もだよ。あなた愛してます。