プリ小説

第14話

日記 質
1月△日

やっとネックレスが見つかった。
学校の焼却炉の側に捨ててあった。
だけど、もうボロボロだった。
ひどい…誰がこんなことしたんだろう。
そんなことを考えても、犯人はあの人しか思い当たらなかった。
松山さん、菱川さん、田中さんの3人だ。
たぶん遊びでやったんだろうけど、私にとっては学校に行く唯一の意味だったもの。
それが壊されたなら、もう行く意味もないよね。
そして、学校にさえ行かない私のなんて、生きている意味はないよね。






ページをめくる手が震える。
まさかルリがイジメにあっていたなんて気づかなかった。
いや、たぶん心のどこかでは気づいていた。
それを見て見ぬふりしていたんだ、私は。
涙が溢れる。
「ごめんね……辛かったよね……ルリ」
次が最後の日記だった。





1月×日

生きているのさえ辛くなった。
もう死んでしまおう。
ごめんね、あなたちゃん。
こんな私と友達になってくれて、ありがとう。







日付はルリが自殺する前日だった。
ルリはこんなにも追い詰められていたんだ。
そう思うと、申し訳なさと同時に復讐心が生まれた。
憎い、憎い。
ルリをここまで追い詰めたあの3人が憎い。
私は日記を元の場所に戻すと、ルリのお仏壇の前に行き手を合わせた。
「待っててね、ルリ」
ルリの写真を見る。
「きっと仇をとってくるから」

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一月かのん
入賞者バッジ
一月かのん
主にホラー系などの小説を扱っております。 カゲロウプロジェクト・黒子のバスケ・文豪ストレイドッグス・ナカノヒトゲノム・鬼灯の冷徹が好きです。 『君との思い出をこの手に乗せて、』、『願い事叶え屋さん』、『いつも通りの帰り道』、『おはよう、初めまして。』 この4作品は完結済みです。 もしお時間がございましたら、ご観覧していただけると嬉しいです。 追記 『願い事叶え屋さん』を第3回プリコンのホラー賞で入賞させていただきました。 皆様、本当にありがとうございました。