貴方はどうしたら私に振り向いてくれるんだろう・・・ミルクと珈琲みたいに頭の中がぐるぐる回っていく・・・
今はアンティーク調のカフェに居る、親友と貴方と私。
親友は最近ハマっているお菓子やゲームについて上半身を動かしながら話している、貴方は親友の話に顔を変えながら付き合っている、私は親友の話を聞きながら貴方のことを思ってる。
他愛ない話が過ぎて行く、この時間が過ぎてゆけば次は何があるのだろうか、それが怖い、恐ろしく思う。
なるべくこの時間を心に刻むように・・・忘れないように・・・
ねぇ、貴方の隣はどんなに心地良い?どんなに楽しい?どんなに愛おしい・・・?
私は知らない、貴方の隣を知らない、私は貴方の隣には居られないから・・・
もうこんな想いは嫌・・・
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。