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2017/11/07

第8話

助けて
《あなたside》









どこかのおとぎ話のような鳥の声は聞こえず今日も1日が始まった。


いつもと変わらない登校通路


昨日………私本当に翠と………。


唇に手を当てて昨日を思い出す


私……翠のこと……


自分が弱いからだ翠に心配ばっかりかけて……


それに翠……私のこと……。


この事ばかりが頭から離れなかった


自分が歩っている事も忘れて____



























あ「あなたちゃん、危ない!」


『へっ?』


その声と同時に私の腕が右に引かれ前方からはキィィィィィと響いた音が聞こえた


よく前を見てみると大きなトラックがいた


「あぶねぇーだろが!気を付けて歩け!」


運転手さんに怒鳴られてしまった


それよりも助かっただけ良かったとでも思おう。


あ「………。」


『あ、んず先輩……。
あ、あのありがとうございました。』


精一杯礼をした。


本当に感謝の気持ちを込めてと顔を見なくて済むようにとの意味で__。


………なんでこんな時にあんず先輩なの……。


神様私なにかあなたにしましたか?


嫌な気分にでもさせましたか?


昨日の翠を利用してしまった罰ですか?


それだけしか考えられなかった


もう自分の頭の中ですら制御出来ない……。


あ「……。」


一言も喋らないあんず先輩


そろっと顔を上げてみた


『あんず先輩!?』


顔を上げて驚いた


普段泣いたりしない先輩が泣いていたから……


あ「ばか!なんでちゃんと気を付けて歩かないの!?
下手したら死んじゃってたかもしれないんだよ!」


頬に流れている涙を制服の裾で拭いながら話す先輩


『へっ?
………あんず先輩、私なんかを心配してくれるんですか?』


なんで?私なんか?


私なんかいない方があんず先輩には有利なはず


衣更先輩と一緒にいられるんだから


ああ、もしかして逆に私には衣更先輩いるからっていう見せつけとか?


だめだマイナスな方でしか考えることが出来ない


あ「なんでって……たった2人のプロデューサーなんだよ?
それに私はあなたちゃんと先輩後輩ってだけじゃなくてもっと友達みたいな関係だと思ってた!」


『…………何でそんなこと……。』


あ「だから!」


『私なんかいない方が衣更先輩とずっといれていいじゃないですか!
なんなんですか!
衣更先輩から好かれてるからって見せ付けですか!?』


あ「なんでここで真緒くんが出てくるの…?」


『なんでって………。
衣更先輩が好きなのはあなたなんですよ。
あんず先輩!!!!』


もはや悲鳴だ


心の中から悲鳴をあげている


もう嫌だ


断ち切ったはずの気持ちはいまだ繋がっている


あ「あなたちゃん!」


私はあんず先輩を置いて走った


とりあえずちゃんと自分の意思はあった


学校には行かなくちゃ


けど会いたくない






















































































________翠辛いよ、助けて………。