あなたside
そう思い後ろを向いたら
あ「久しぶり、だねあなたちゃん」
『あ、んず先輩…』
久々に会うあんず先輩
"あの日"以来
だから…2~3週間ぶりだ。
『お久しぶりです、あんず先輩!
どーしたんですか?』
空元気なのは100も承知
だけど少しでも自分は元気だよってところを見せたくて、笑顔を見せた。
その笑顔を見てあんず先輩は少し悲しそうにしていた顔をもっと歪めて泣きそうな顔になっていた。
あ「少しだけこの席借りるね」
そう言って私の正面の席に座った。
少し沈黙が続いたけど
あ「話聞いたの、あの日の話。
余計なお世話かもしれないけど聞かせて
……あなたちゃんはそれでいいの?」
やめて……
もういいの……
そう言いたいのに、喉元まで出かかってるのにでないのは、あんず先輩の目が私の心を見透かすように見ているからだと思う。
あ「…本当は迷ってるんでしょ?
このままでいいのかって」
だめだ、この質問にも私は答えられない
曖昧な答えを出しちゃいけないような気がして、どう答えていいのかわからなくなる。
あ「あなたちゃんにお願いがあるんだけど…本当は今日流星隊のプロデュースだったんだけど間違ってダブルブッキングしちゃったの。
もしどこのプロデュースも入ってなかったらなんだけど………"Trickstar"のプロデュースに行って欲しいの。」
真緒先輩のユニットに…??
Tricksterは基本的にあんず先輩の管轄で私は入ってすぐに体験みたいな感じでしかプロデュースをしたことがなかった。
多分あんず先輩なりに気を使ってくれてるんだと思う
思うんだけど
『Tricksterのプロデュースは私では力不足ですよ…。
それに安心してください!
高峯くんとはこんな関係になっちゃいましたけど、真緒先輩は特に問題なくただの普通の先輩後輩です!
だから……無理してもらわなくても、大丈夫ですよ。』
この2~3週間の間本当に真緒先輩とは何も無かった。
と言うか会うことすらほとんどなかった。
朝の登校時にちらっと見るくらい。
それくらい私たちはスケジュールも何もかも違うんだ。
あ「別に無理してないよ。
じゃあ流星隊のほうがいい?
どっちかには行ってもらいたいんだけど…」
流星隊かTrickster
究極の選択すぎる
あいにく今日は休み
先輩の頼みだし行かないってことは出来ないし…
『じゃあ………』
そろそろアンケ取りたいと思います!
翠と真緒どっちとくっついて欲しいかです!
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話や新作の小説のリクエストなどもどしどしお願いします👌🏻💕
期間を設けるの忘れてました!
期間は 今月いっぱいです😄
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。