友1「ねー今回の文化祭さ、適当にやろーよw
めんどくさいしさー」
友2「そだねー高校最後だけどダルいしね。
てか、そもそもやらなくてよくねw」
『え、ちゃんとやろうよッ…!高校最後の文化祭だよ?
皆で思い出作ろうy(( 友1「じゃあ、あなた一人でやれば?」
『え……。』
友1「だって、やりたいんでしょ?
うちらやりたくないからさ〜
多分、他の子もやりたくないって言うと思うよ?w」
《やりたくないわ〜だって面倒臭いもん》
みんな口々にそう言いながら頷く。
『そ、そっか、ならやらない方向で…。』
"皆が、それで納得するなら…"
母「あなた、貴女は将来有望な医者になるんだから、歌なんか歌ってないで早く部屋行って勉強しなさい!」
『え、でもッ、私…将来は歌手になりたいんだけど!!!』
母「まだそんな下らないこと言ってるの?
歌手なんかにならないで、医者になった方が良いって貴女より倍生きてる私が言ってるのよ?」
『そう……だよね…。
私より…色んな事知ってるしね…。』
"人生経験豊富な大人が言うなら…"
皆が、それでいいなら、それで。
そーした方がいい。そうすべき。
…あれ……私の気持ちは……?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!