( きりーつ、れーい )
そう、いつもどおりの朝。
いつも通りの席。
いつも通りの流れ。
今日もそんなこんなで
1日が過ぎていくと思ってた。
〜〜
『あなた〜』
「んー?」
『今日あなたの家でご飯食べていい?』
「うん、いいんじゃない??」
〈あなた達って付き合ってるの?笑〉
「え、ちがうしー!」
『俺はあなたの事好きだけどなー?笑』
〈ほんとに?笑〉
『ひみつ〜笑』
こーやって、適当に返してる人が、
私の幼馴染の伊野尾慧。
『じゃ今日あなたの家行くね〜』
「うん〜」
そう、これがいつもの会話。
でも、このあとあんな事になるとは
誰も思ってもなかった。
〜〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。