第4話

_ あおぞら _
34
2017/11/09 09:13
_______

あれから なんも進展がない

ただすれ違うだけで 話さない

顔合わせても スルーみたいな ?

話しかけたいけど 積極的なタイプじゃない

_______






百花 「 いちごみるくゲット !!」

あなた 「 おめでとう 〜 」

百花 「 金欠ながらも飲みたかった !」


百花ちゃんは いちごみるくをぎゅっと抱き締めた

なんだい 、可愛いかよ 〜



クラスの学級委員長 池末百花(モモカ)ちゃん


ふわふわしていて可愛らしい

女子でもきゅんとくるくらい

でも 正義感も強くて

よく言う 『 完璧な子 』なの



最近仲良くなれて 嬉しいんだ



咲 「 ぶりっこぉ 〜 」

百花 「 違うわあ !! 」

咲 「 じゃあ いちごみるく くれ」

百花 「 嫌です ♡ 」



2人のやり取りが面白くて

いつも元気もらっちゃうの



あなた 「 絶対 百花ちゃん彼氏いるでしょ〜 」

百花 「 んん 、いちお ー … 」

あなた 「 だれだれ !?!? 」

百花 「 じゃー 、放課後ついてきて !」

あなた 「 うん !」





どんな人なんだろう

同じ学年 ?先輩 ??

ん … 翼くん ?なわけない !

だったらどうする ??

ううん 、信じない信じない



そんなことばかり考えていると

すぐ放課後になった






百花 「 あなたちゃん 、2階なの 」

あなた 「 えっ 、先輩 !?」

百花 「実はね 〜 (笑)」

あなた 「 ひゃ〜 羨ましい!」

百花 「 なんで ??」

あなた 「 えっ、いや彼氏いいなぁって」

百花 「 ありがとう //」



百花ちゃんは照れた

危ない危ない 、翼くんのこと言ってしまうところだった …

ただのひとめぼれだから言いふらさないようにしてるの




百花 「 翔真くん !!」



百花ちゃんは 駆け足で

彼氏とやら 『翔真くん』の元へ

私も近づいてみたら

えっ … どうしようどうしよう



『 翔真くん』とやら人と翼くんがにこにこ話していた



あぁぁぁあ !!

あれから話してなくって 、

こんなに近くで見れたの久しぶりだああ

そんな気持ちを抑えながら百花ちゃんの話を聞いた



百花 「 あなたちゃん 、翔真くん です!」

翔真 「 友達 ?」

百花 「 そそ !! 友達 っ」

翔真 「 ども ー 2年の佐藤翔真です !」

あなた 「 どうも … !」


百花ちゃんのふわふわにぴったりな

スポーツ系イケメンというか …

美男美女過ぎて 鼻血でそう


というより 、よこでつまんなそうに

空見てる 翼くんが私は気になる !!!

なんですかその萌え袖可愛いです …



百花 「 翼くん 、翔真くん今日借ります !」

翼 「 うー 、いいよ しかたないっ 」


ああぁぁ かわいいぃぃ

多分女子の私よりも仕草とか可愛い


百花 「 あなたちゃん 、翼くん知ってる ?」

あなた 「 あ 、え …」

翼 「 知ってるよ 、あなたちゃん だよね?」

あなた 「 は、はい !お久しぶりです 」

翼 「 何回か目はあってるもんね 〜 ?」

百花 「 知ってるの !?わあ 〜 知らなかった!」


名前覚えててくれた …

何回か目はあってるって !

どうしよう 覚えててくれた …

嬉しくて 顔が赤くなってる気がした




翔真 「 あ 、電車の時間やべ 」

百花 「 あっほんとだ !じゃあ あなたちゃんばいばい っ!」

翔真 「 翼 、明日な !!」



2人は駆け足で階段を降りた


この状況どうすればいいの … ??


二人っきりだよ !?!?



すると翼くんは 一眼レフを取り出した

秋になってきて澄んだ青空を

翼くんは撮っていた


翼 「 写真 、すき ?」

あなた 「 え 、あ、すきです !!」

翼 「 僕も好き 」


にこにこしながら撮った青空を見た

『 僕も好き 』

青空の事なのに なんで自分が照れてるの?

ほんとに ひとめぼれって不思議だけど

今 好きだって思った


翼 「 写真に残したいんだよね いろんな景色とか 」

あなた 「 なるほど … 」



翼くんはこっちを振り返った

ちょっと どきっと胸がなる




翼 「 いつこの景色が見れなくなってしまうか 、分からないじゃん ? 」




ふわふわな翼くんからでた言葉は

どこか切なくて 悲しいようにも見えた

私には理解ができなかった



あなた 「 … 」

翼 「 どうしたの ?? 」

あなた 「 いや … 、あ!これから 目が合ったりしたら声かけます !!」


なにか翼くんの切なさが見えて 、

思わず言ってしまった


翼 「 そだね 僕も声かける !」

あなた 「 はい !」

翼 「 じゃあ ばいばい 〜 」




翼くんの髪はやっぱり夕陽にあたると

茶色くなって

初めて見た時の背中より

今日なんだか小さく見えた








ツヅク __________

プリ小説オーディオドラマ