いつの間にか雪がデッドの後に回り込んでいた
雫がデッドに水を被せる
そして雪が吹雪を作り出し、デッドを凍らせる
だがデッドはまだ動こうとする
そこにライが電気を流す
私はデッドの持っている宝石を掴んだ
後からデッドの声が聞こえた
そしてデッドの手には銃があった
雪の声が聞こえる
だが遅かった
もうデッドは私を撃っていた
撃たれた!と思って目を閉じた
だが私は死んでいない
ほっぺをつねって確かめる
やっぱり痛い
なんで死んでないのかな?
雪がデッドの方を指さす
そこには女の子が立っていた
デッドの銃をもっている
ん?どういうこと?
私の頭の中がこんがらがる
そう言って雪は手をデッドの方に向けた
その手にはあの宝石が握られている
そう言って未来さんを檻のような物に閉じ込めた
そう言って笑うデッドは、悪魔のように見えた
雫と癒魅の方を向く
2人は消え始めていた
私達は抱き合った
雪達も抱き合っている
そして…2人は消えていった…
その瞬間、真っ白い光に飲み込まれた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!