私はデッドを睨みながら美香の死や、他の人の死を悲しみながら何も出来ない自分の無力さを悔やんだ…
私達が相当不安な顔をしていたのか、癒魅と雪が笑顔で話しかけてくれた
けどそれが作り笑顔なのがすぐ分かった…
私より癒魅と雪の方がもっと怖いはず…
けど2人が私達の心配をして、励ましてくれようとしたのが凄く…凄く嬉しかった
私はぼーっとしてたみたい
と、こんな話をしてる間にすごろくのスタートマスに到着した
このゲームが面白そう!?
ライはやっぱり頭がどうかしてると思う
雪ってさっきもライに話しかけてたよな~
流石としか言いようがない
やっぱり雪は人なっこいな
癒魅は雪がほんとに大切で好きなんだな~
あと強がりかもね…
わたされたサイコロは普通の大きさじゃなかった
そのサイコロは私の身長と同じぐらい…
私の身長は150cmぐらいだから凄い大きさだ
すると雪の手の平から雪吹雪の様なものが出来た
そして、サイコロを空中に放り投げた
ライが雪の事を褒めた
雫や癒魅が雪を褒めるのなら分かる
だがライが…ライが褒めるなんて!
千賀も驚いて目を見開いてる
雪がライに抱きついた
そんなふうに言ってたけど、ライは少し笑ってるように見えた
雪は純粋なのかコミュ力が高いのか…
デッドが困った顔で頼んでいた…
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!