第23話

宝探し2
225
2018/02/07 10:37
美音
じ、じゃあ…入ろう…!
うん、行こうっ!
雪が扉を開けて入って行く
美音
え、ちょ、早いって!
雪に続いて私、千牙、ライが扉に入る
すると…いきなり私の足元の床が抜けた
美音
え?きゃ、きゃぁぁぁあ
!美音ちゃん!
雪が氷の階段を作って助けてくれた
下を見ると、針山があり、後もう少しで八つ裂きになっていた所だった
美音
は、はぁ…雪、ありがとう
千牙
気をつけないと…
ライ
おい、上も見た方が良さそうだ
ライに言われて上を見ると、矢が降ってきた
まるで矢の雨だ
千牙
こっちに!
千牙は、一足先に安全な場所に避難していたみたいだ
どうしてこうなる事が分かったのだろう?
どうして矢が降って来るって分かったの?
雪が私の聞きたいことを聞いてくれる
千牙
ははは、僕の能力は千里眼だからね
ライ
…千里眼でも未来は分からないだろう?
千牙
まぁね、確かに分からないよ
美音
じゃあどうして分かったの?
千牙
勘…かな
そうなんだ!凄い!
美音
っでも!
私が千牙に質問しようとしたが、運悪くデッドから連絡がきたのと同時だった
…なんの連絡…?
千牙
…2チーム…全滅…だって…
美音
そん…な…
ライ
…浮かれていたんだろうな
千牙の言った事に私と雪は驚いたが、ライはそうでもないらしい
ライ!そんな言い方、ないと思う!
ライ
じゃあどうしろと?泣けとでも言うのか?
美音
まぁまぁ、落ち着いて…
千牙
とりあえず進もう
…そうだね
ライ、ごめんなさい…
ライ
…俺もすまない
雪は心から謝っているみたいだが、ライは渋々謝っているみたいだった
何にも起こらないね
美音
そうだね
歩いて5分ぐらいたったのに、何も起こらない
うーん…
すると、ガチャッという音が聞こえて、大きな鉄球が後ろから転がってきた
美音
えっ!皆逃げてっ!
ご、ごめん!雪、なんかスイッチ踏んじゃったみたい!
ライ
そういう事か…
千牙
と、とりあえず曲がろう!玉なら曲がれないはず…!
私達は角を曲がる
ホッとした…が、なんと鉄球も曲がったのだ
千牙
な、なんでだ!?
ライ
多分機械なんだろう
ちょっと中の電気をいじれば止まるはずだ
ライが片手を後の鉄球に伸ばしながら走る
すると、鉄球が止まった
美音
よかった…
ん?宝箱?開けてみよ!
雪がいかにも怪しい宝箱を開ける
すると、いきなり落とし穴ができて、私達は落とし穴に真っ逆さまに落ちていった…

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