第40話

無くされた記憶
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2018/03/23 06:38
私は、しばらくして目を覚ました。



私のいる所は、知らない場所だった。



私は、逃げようと動いた。




けど、両手と両足がロープで結ばれていて、動けなかった。




そして、その時、声がした。



『やっと、目が覚めたか。』



殺人ピエロの声だった。





『ここから出して!』




私は、言った。



そして、殺人ピエロは、言ってきた。


『お前は、俺の仲間になってもらう!』





『そんなの絶対ならないし!ゾンビにしたって、仲間にならないし!』

私は、言った。




『ゾンビには、しねぇよ。安心すれば。お前は、そのまま俺の仲間になってもらう。』




殺人ピエロが言った。



『絶対ならない!』



私は、強く言った。



『いや、お前は、いずれなる。そして、お前の好きな先輩と優希を倒してもらう。お前は、強気を出せば強いからな。俺は、お前に傷つけられた場所がある。まだ、治ってないんだ。』


『そんなの、たまたまでしょ。私は、強くない。それに、絶対仲間にならないから!だから、ここから出して!』





『それは、無理だな。俺の仲間になれば、不死身になれるぞ!』




『不死身にならなくてもいい。だから、出してよ!』



『うるせえやつだな!こうなったら、強制的に仲間にしてやる!』




そして、頭に何かをはめられた。




『何をするつもり!』




『目が覚めれば、分かるさ。仲間になるし、藍って呼ばせてもらうぜ。』



『その呼び方やめて。こんなもので仲間になると思わないで!絶対ならない!』



『それはどうかな。』




私は、気を失った。





そして、いつの間にか、機械も外されられていて、両足と両手にあったロープも外されていた。




そして、声をかけられた。




『藍。これから、あいつらを倒しに行くぞ!』




『あいつら?』



『先輩とかだよ!藍も嫌いだろ?』



『うん。倒していいの?』


『いいさ。倒しに行こう。』



そして、瞬間移動で先輩達の前に来た。




そして、先輩達が言ってきた。



『藍ちゃん!よかった・・・。無事だったんだね!』


『藍ちゃん!今、助けるよ!』




私は、その言葉で頭が痛くなった。



その様子に、気づいた殺人ピエロは、言った。




『藍は、もう俺の仲間だ!何を言っても、無駄だ!』




『そんな事は無い!』



優希が言った。





『じゃあ、確認してみな!藍、行ってきていいよ。』




殺人ピエロが言った。





『うん。行ってくる。でも、本当にいいのかな。こんな事して。何か今の私は、私じゃないような・・・。』



『そんな事ない。あいつらは、お前の敵。早く倒してきな。』




『分かった。』






私は、先輩達と戦った。



そして、私は、余裕で先輩達をボコボコにした。





その時、私の心が傷んだ。



何故か不思議だった。



そして、先輩が言ってきた。



『藍ちゃん、もうやめようよ。』





『トドメを刺せ!藍。』



殺人ピエロが言った。




でも、私は、刺す気になれなかった。



その時、先輩は、何かいい事を思い出したように言ってきた。


『藍ちゃん!二つの作戦!今なら、できるよね?』




その言葉で思い出した。




『あっ!先輩、優希、ごめんさい!本当にごめんさい!私、何でこんなこと・・・。ごめんさい・・・』


私は、頭を下げて謝った。



『よかった。戻ったんだね!』



『藍ちゃん!よかった。』




先輩達は、嬉しそうだった。



『チッ!戻っちまったか。次は、一生戻らないようにしないとな。』




そう殺人ピエロは、言った。




そして、私を持ち上げた。





『やめて!もう忘れたくない!やめてよ!』





先輩達は、私のせいで、動けなくなった。




『藍ちゃん!今、助ける!痛っ』



綾先輩が立とうとした。


けど、痛みで立てなかった。





皆も同じだった。



結局私は、連れていかれてしまった。











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