第10話

光の向こう
1,974
2017/11/14 07:49
私は、放送室まで走った。
放送室に着くと、放送室に扉を開けた。
すると、中には、誰も居なかった。
私は、手掛かりになる物が無いか、探した。
そして、見つかった。
それは、財前 樹里の生徒手帳。
何故こんなところにあるか謎だ。
私は、他にも、何か無いか探した。
けど、見つからなかった。
私は、殺人ピエロの伝説は少ししか分からない。
だから、知りたい。そうすれば、解決する方法があるかもしれない。
財前 樹里がやっているなら、止めて、現実に戻らせてほしい。
死んだ人の命が戻るなら、戻らせてほしい。
だから、私は、まずは、その伝説について知ることにした。
私は、思いついた場所が二つある。
それは、図書室かパソコン室。
本にその伝説が載っているかもしれない。
本に載ってないなら、ネットに載っているはず。
でも、パソコン室に行ったところで、ネットに繋がらないかもしれない。
だから私は、先に、図書室に行くことにした。
図書室に行くまでに誰にも会わなかった。
良かったと思った。
図書室の扉は開けれた。鍵が掛かってなくて良かったと思った。
そして、私は、中に誰も居ないか確認したあと、入って、本を探し始めた。
でも、探しても、中々見つからない。
私が、本棚に寄りかかると、本棚が動いた。
私は、慌てて、寄り掛かるのを辞めた。
そして、本棚を戻そうとした時、本棚の後ろに扉が見えた。
気になった私は、本棚をどかして、その扉を見つめた。
扉の外見は、普通の扉と同じだ。
私は、少し開けてみた。
すると、扉の向こうは、昼間みたいに明るかった。
光が眩し過ぎて、中までは見れなかったけど。
私は、少し入ってみることにした。
けど、入れなかった。
結界が張ってあるのかな。
私は、そう思った。
すると、扉の向こうから声が聞こえて、こう言った。

『そこから立ち去れ。そして、本棚を元の位置に戻せ。すぐに、やらなかったら、殺す。10、9、8、7・・・』

カウントしだした。
私は、すぐに扉を閉めて、本棚を元の位置に戻した。
すると、ある1冊の本が落ちてきた。
なんだろうと思って開けてみると、殺人ピエロに関することが書いてあった。
私は、それを読んでみた。

殺人ピエロは、学校で起きる事。
急に、電気が消えて、始まる。
でも、何もしてない学校は、そんなのならない。
例↓
いじめられてたAさん。そこに、ピエロ(人間の姿)が現れる。人間の姿は、その人しか見えない。
殺人ピエロになると、皆も見える!
そして、いじめられてたAさんがピエロと契約をかわす。すると、成立して、学校でリアル鬼ごっこが始まる。いじめられてたAさんは、放送をしている。
いじめられてたAさんが、辞めたい。辞める。と言えば、終了。終了後、現実に戻っても、死んだ人は、ゾンビになった人しか生き返らない。



と書いてあった。
じゃあ、始めた人は、財前 樹里に間違えない。
そう思った。
だから、私は、財前 樹里を探す事にした。
さっきの図書館の扉の向こうから聞こえた声が財前 樹里なら、その光の向こうにいるってことになる。
私は、もう1度、本棚をどかした。
そして、扉を開けようとした瞬間、殺人ピエロが出てきた。
私は、隠れようとしたが、遅かった。
私は、図書室を出て逃げた。

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