第13話

殺人ピエロと財前 樹里
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2017/11/21 09:29
体育館裏で、隠れていると、足音が近くなってきた。

私は、来るな、来るな、こっちに来るな!

そう願った。

なのに、足音がこっち方に段々近づいてくる。

そして、遂に、来てしまった。

殺人ピエロは、私に気づいてない。

でも、私の方から、殺人ピエロが見えた。

もう、あと、10歩程、歩けば、私は捕まってしまう。

でも、その時だった!

殺人ピエロが体育館を出たのは。

私は、嬉しかった。

嬉しかったけど、困った。

殺人ピエロに、体育館の鍵が閉められてしまった。

しかも、ゾンビを2人残して。

私は、ゾンビが見てないうちに、少しだけ移動した。

でも、移動した時だった。

殺人ピエロが天上に居たのは。

私は、やばい。終わった……。

逃げようとしても、体育館の鍵は閉められてしまったし、もう体力をいっぱい使ってしまって疲れた。

だから、逃げた所で、追いつかれてしまうと思った。


私は、しばらく動かなかった。

もう捕まるだろう。そう思っていたから。

けれど、殺人ピエロは、そのままの体勢でずっとこっちを見ているだけだった。

私は、訳が分からなくて殺人ピエロに言った。

『捕まえるなら、捕まえれば良いじゃん。もういいよ。早くしないと、怖くなるから。早くして。』


そう言っても、そのままの体勢だった。

私は、殺人ピエロに問いかけた。

『何か言いたいことでもあるの?言いたいなら、言えば良いじゃん。』


それでも、何も言わない。

私は、段々とイライラしてきた。


『早くしろよ。どうしたいんだよ。』

私は等々、イラつきが抑えられなくなって怒鳴ってしまった。

それでも、何も言わない。体勢もそのまま。


私は、動かな過ぎと思って、触ってみると、殺人ピエロの偽物だった。

私は、やられた。悔しい。そう思った。


その怒鳴ったせいで、ゾンビがこっちに来ていた。


私の肩に手を乗せてきた。

私は、すぐに振り払った。

ゾンビが手を乗せたところだけ、色が変になった。

私は、振り払うと、体育館の中を逃げた。

私は、ゾンビが見てないうち、カーテンに隠れた。

そしたら、気づかれなかった。

その時!

放送がなった。

『そろそろ全員捕まるかな〜?あと残りの人数は86人。残り時間は、296時間。再開です。』


もうそんなに減ってしまったんだ。

私は、驚いた。

私は、生き延びれるのか、それとも、死んじゃうのかな。

不安でいっぱいだった。

私が、不安に思ってる時、体育館の扉が開いた。

入ってきたのは、ゾンビ達。

500人以上いる。

少しだけ見ると、普通の人間だ。

そう思う。

けど、歩き方が変。

あと、血の色が緑。

触られると、変な汚れが付く。

それで分かる。

そして、見渡してみると、私の知っている人も、結構いた。

私の親友、私の友達、こんなにも、人の命を奪うなんて、財前 樹里と殺人ピエロが憎い。

私は、何故か、涙が出ていた。


その時、私の隠れている舞台のカーテンの横に、殺人ピエロと財前 樹里が現れた。

私は、見つからないように、身体を縮めた。

そして、ゾンビ達が礼をしていた。

これから、何が始まるのだろうか?

よく分からなかった。


もしかしたら、何か情報を手に入れる事が出来るかもしれない。

私は、カーテンの小さい隙間から覗いて見てみる事にした。






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