第15話

二人の計画
1,713
2017/11/22 15:03
親友と手を組んだ私は、放送が流れるまで待った。

そう!親友のゾンビは、もう一人、自分を失ってないゾンビに頼んだのだ。

放送を流して、と頼んでおいてくれた。

放送は、親友のゾンビが、私の縄を解いた瞬間流れることになっているらしい。


財前 樹里は言った。

『あなたは、えっと〜あっ!その縛っている人の親友さんね。良かったね。親友に殺されて!』

私は、演技で、睨みつけた!

そして、始まった。

親友は、電動のこぎりを取り出した。

そして、一気に縄を切った。

財前 樹里は、言った。

『そいつを殺せ!』

そして、放送が流れた。


ゾンビや殺人ピエロは、一斉に止まった。

私は、その間に、体育館から出て、逃げた。

私は、親友を見捨てれず、一緒に行こう。

そう言ったのに、親友は言った。

『私も、いつ壊れるか分からないから、一緒には、行けない。だから、頑張って!』

そう言って、わたしの背中を押した。

私は、親友に言った。

『うん!頑張る!あなたの分まで生きるよ。絶対。じゃあね』

私は、振り向かずに、走った。

振り向いたら、泣いてしまう。

そう思ったから、振り向かなかった。


私は、ずっと走った。

2階、3階、4階と上がった。

4階まで来ると、一息ついた。

親友はどうなってしまうのだろうか?

今は、校舎に誰も敵がいない。

今が、隠れる所を探すチャンスだ!

これを見逃したら、きっと、無理だ!

だって、500人程のゾンビが来る!

私は、隠れる所を探した。

!ここから集会の話!


私=親友のゾンビ

あなた=私(主人公の私の方)

私は、殺される。

もう分かること。

放送が終わった。

皆、動き出した。

財前 樹里はピエロと話している。

私は、十字架に縛られた。

やっぱり、殺されるんだ。

隣には、私に協力してくれた友達がいる。

私は、財前 樹里に言った。

『この人は、私がやらないと殺すって脅しただけで、自分の意思でやった訳じゃないんです。殺すのは、私だけにしてください。お願いします!』

すると、財前 樹里は、こう言った。


『やったのなら、同罪!二人とも殺す。殺人ピエロ宜しく。私は、見てる』

そして、始まった。

地獄が……

1発で殺せばいいのに、ウザイ!

1発で殺せよ。

何で、何発も殴られて、苦しむの。

のこぎりとかでひと切りして1発で殺してよ。

苦しい。

痛い。


隣の人まで苦しんでる。

私のせいで苦しんでる。

私は、叫んだ。


『さーよーなーらーあなた』


死ぬ前に、微かにあなたの声が聞こえた。

聞こえたのは、『さよなら親友。』だった。


そして、私は、涙を流して死んだ。




!ここから隠れ場所を探してる場面!

私は、今、親友の声が聞こえたような気がした。


『さよなら私』

と聞こえたような気がした。

気のせいかもしれない。

けど、もし声が届くなら。

少しの可能性を信じて私は言った。

『さ~よ〜な〜ら~親友』と。

そして、また、隠れる所を探すのを再開した。







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