第16話

扉の向こうの謎
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2017/11/25 12:41
隠れる所を探しても、隠れる所が中々見つからなかった。

私は、探しているうちに、音楽室に来てしまった。

音楽室は、私の中で、最悪の場所。

だから、来たくなかった。

けど、歩いてたら、来てしまった。


私は、すぐに離れようと違う所に行こうとした時だった。


音楽室から財前 樹里と殺人ピエロの声が聞こえたのは!


財前 樹里↓

『あ~あの女ムカついた。ピエロ、あいつは、見つかった?早く見つけて殺して!でも、何であのゾンビ、自分を失わなかったのよ!でも、殺して、すっきりしたわ。本当に殺したわよね?』


殺人ピエロ↓

『いいえ。まだ、何処にいるか分かりません。もちろん!殺しました!』



私は、今の会話を聞いて、私が狙われている事が分かった。

あと、殺したゾンビとは、私の親友の事だろう。


死んでしまったんだ。


私のせいで、死んでしまったんだ!


悔しい、憎い、悲しい!

色んな、感情が、溢れてきた。

けど、こんな所で立ち止まっては居られない。


親友と約束したから!


親友の分まで生き延びる、と。


私は、足音が鳴らない程度に走った。


音楽室から早く離れたかったから!

私は、走った。



途中から、どんどんスピードが上がっていった。


そして、いつの間にか、1階まで来ていた。



1階は、嫌い。


ゾンビがたくさん居る。

死体がたくさんある。


だから、私は、2階に上がった。


2階に行くと、話し声がした。


それは、殺人ピエロでも財前 樹里でも無い。


きっと、ゾンビだろう。

私は、近くにあった、教室に隠れた。


その教室は、三年七組のクラスだった。

でも、三年生って七組まで何てあったけ?

私は、疑問に思った。


その時は、ゾンビ達が、入ってきた。

私は、掃除ロッカーに急いで隠れた。


何とか、間に合う事が出来た。

私は、掃除ロッカーの隙間から、覗いた。


ゾンビ達は、一人一人、席に座った。



ゾンビの人数は、席分と1番前に立つ人だけだった。





私は、他のゾンビ達は、何処にいるのか気になった。

この教室を見張っているのだろうか。

気になるけど、今は、話を聞いて、情報を得ることが大事!


だから、今は、話を聞くことにした。

そうすれば、新しい情報がゲット出来るかもしれないと思ったから。

私が、覗いていると、1番前に立っている、ゾンビと目があった気がした。

でも、何もしない。起こらない。

だから、私は、自分の勘違いと思った!

そして、ゾンビ達の、話を聞いていても新しい情報が手に入らなかった。


もう、新しい情報は、ゲット出来ないか。

そう思って、諦めた時だった。

新しい情報が分かったのは!

新しい情報とは、音楽室と図書室にあった、扉の向こうについてだった。

分かった事は、扉の向こうには、財前 樹里がいるってこと。

それだけ。

でも、これが、気になっていたことだったから、頭が少しすっきりした。


そして、私は、その後も、そのままじっと聞いていた。


けど、それ以外は、新しい情報が手に入らなかった。

そして、ゾンビ達がゾロゾロ出て、で終わると、私は、ロッカーから出た。

そして、違う部屋に移動しようと、扉をあけた時、さっき、1番前に立って、話していたゾンビが居た。

私は、逃げようとしたけど、制服の袖を、ゾンビに、捕えられてしまって、逃げれなくなってしまった。


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