第19話

失った指
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2017/12/04 12:35
私は、どうお面をとろうか迷った。

無理やり取ろうとしても、取れない。

そう思ったから。

私は、殺人ピエロの弱点を知っている。

本で読んだから。

弱点は、首にある、機会。

首に、小さな扉みたいのがある。

そこを開けて、そこに入ってる、小さな機会を取れば、動きが鈍くなる。

それに、無線で知らせる事が出来なくなる。

私は、その小さな機会を取ることにした。

殺人ピエロは、目の前。

でも、扉は、首の後ろにある。

私は、少し、横にズレた。

殺人ピエロは、動かなかった。

横から見てみると、小さな扉を見つけた。

鍵が閉まってない。

私は、どのタイミングで取ろうか悩んだ。

その時だった。

放送が流れた。

そして、殺人ピエロとゾンビ達が止まった。

私は、殺人ピエロの後ろに行った。

そして、扉を開けた。

簡単に開いた。

そこには、小さな機会がたくさんあった。

私は、全て、取った。

そして、お面を取ろうとした時だった。

放送が終わった。

取ることに、夢中で、放送を聞いていなかった。

だから、逃げる人の人数が増えたのも聞こえなかった。

財前 樹里が増やしたことも。

時間が増えたことも。

何もかも、聞いてなかった。

だから、あとから聞いて、驚いた。

私は、お面を取ろうとする。

殺人ピエロの動きが鈍くなっているのが、すぐに分かった。

私は、今のうちだ!

そう思って、お面を取ろうとした。

でも、その時、ゾンビ二人が、私の前を、横切った。


ナイフを持っていた。

私は、すぐに、一歩下がった。


ギリギリ間に合った。

でも、擦り傷は付いてしまった。

でも、擦り傷だけだ。痛くない。


私は、ゾンビに立ち向かう事を決心した。

柔道を習っていた。

だから、少し自信があった。

私は、立ち向かった。

一人目、背負い投げでどかした。

二人目も、同じようにした。


すると、ゾンビがまた、二人、三人とやって来る。

私は、どんどん倒していった。

10人程倒した。

そろそろ疲れた。

ゾンビでも、重かった。

人それぞれ、重さが違かった。


また、やって来る。私は、倒していく。

そして、殺人ピエロが、私に向かって来た。

私は、お面に手を伸ばした。



取れた!


私は、指を1本失った。


電動のこぎりで切られた。

でも、お面は、取れた。


私は、ゾンビ達を倒していく。

血塗れの手で。

何度も、繰り返し、倒していく。

疲れた。何て言ってる暇が無かった。


これで、やっと、ここにいるゾンビは、倒した。

殺人ピエロも姿が消えた。

私は、一安心した。

そして、すぐにそこから離れた所に行った。

指が痛い。

それでも、我慢・・・。

無理だ。

血が止まらない。

私は、保健室に行く事にした。

もしかしたら、包帯とかあるかもしれない。

そう思ったから。

私は、警戒しながら、保健室に向かった。







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