第35話

先輩達の復活
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2018/03/05 10:03
しばらくして、目を開けた。



まだ、誰もいなかった。



その時、声がした。


『待たせたな。どうだった?早く来て欲しかったか?』



私は、何も言わなかった。



喋る気にならなかった。



私が無視しても何も言われたかった。



きっと、どうせ殺すからだと思った。



そして、言ってきた。


『じゃあ、殺そう!地獄に行かせてやるよ!』


私は、目を閉じて、祈った。



お願い、助けて、優希、澪先輩、綾先輩、爛先輩!


もし死んでしまったら、ごめんなさい、頑張って・・・。


そう思っていたら、涙が出てきてしまった。


その時だった。




『ごめん。待たせて。今、助けるよ。』




私は、目を開けた。



優希だった。



『もう、動けるしね。』


綾先輩が言った。



『今、自由にするよ。』



爛先輩が言った。



『仕返しするか。』



澪先輩が言った。




私は、感動で涙が溢れた。


『ありがとう!』


笑顔で言った。



『よし!行くよ!』


綾先輩が声をかけた。


すると、みんなも言った。


『行くか!』


『怪我してたのが嘘みたい。』



『仕返しだ!』


そして、先輩達が戦いを始めた。




私は、それを眺めていた。



その時、綾先輩が鎖を壊して、私を解放してくれた。


『ありがとうございます。』



私は言った。


『大丈夫?立てる?』


綾先輩が言った。



『大丈夫です。』


そう言った時、足の痛みは取れてなくて、座ってしまった。



だから、綾先輩がびっくりしていた。



そして、バレてしまった。



内緒にしようと思ってたのに。


『何これ!?銃弾?足、撃たれたの?爛‼来れる?早く!』



綾先輩は、爛先輩を呼んだ。




『どうしたの?』



爛先輩が言った。




『藍ちゃんの足に銃弾があるんだけど。しかも、傷だらけだし。私は、戦うから、手当てできる?』



『銃弾!?大変じゃん。対応方法考えるね。お願い綾。頑張って!』




『もちろん!じゃあ宜しくね!』



そして、綾先輩は、戦いに行った。



そのかわりに、爛先輩がそばにいた。




『すいません。』



私は言った。



『何で謝るの?』




爛先輩が言った。



私は、自分でも分からなくて、答えることが出来なかった。


そして、何とか、銃弾を取り出す事ができた。



『痛みがさっきより引いた。ありがとうございます!』





私は、言った。





『いえいえ!ごめんね。今は、こんな手当てしかできないけど。保健室にあとで行こう。』



爛先輩が言った。


『今の状態でも綺麗に出来てます。』


私が言った。



『そうそう。今更だけど、タメ口でいいよ。先輩も付けないくていいしさ。』




『でも、先輩だし。』



『いいの。ほら、呼んでみてよ!』



『じゃあ、爛さん?』


『違う違う!』



『爛でいいって。』



『爛・・・。』



『ありがと!何か嬉しい!』



結構、会話が続いて、結局、タメ口あり、先輩付けないになった。



私は、爛先輩を見た。


すると、嬉しそうにしていた。



私は、それを見ると、私も嬉しかった。




その時、『うぁ!痛っ』と綾先輩の声が聞こえた。


私は、助けに行きたかったけど、行けなかった。


立つことが出来なかったから。




その時、爛先輩が立ち上がった。



『ごめんね。ちょっと行ってくる!』




爛先輩が言った。


『頑張って!』


私は言った。




そして、私は、何も出来ないまま、先輩達を眺めていた。

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