第61話

謎の現象
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2018/06/14 13:44
私が攻撃しても、殺人ピエロは避ける。







まるで、どこに攻撃が来るか分かっているように。




だめだ。





まったく当たらない。







疲れてきた。








でも、休憩できない。










油断したら、攻撃されてしまうから。





















油断したら、復讐出来ないまま、死んでしまう。











絶対に嫌だ。









死ぬなら、復讐してからがいい。







それに、私は、先輩達や死んだ人の命も背負っているんだ。






だからこそ、負ける訳にはいかない。










私は、少し止まって深呼吸をした。











そして、殺人ピエロが攻撃して来るのを待った。









これは、私が考えた罠だ。






そして、一分程経った時、殺人ピエロが動き始めた。












でも、まだ私は動かない。












その時、殺人ピエロが攻撃してきた。







早いスピードで攻撃してきた。




予想より早くて、驚いた。








それに、前より早くなってるような気がした。






けど私は、ギリギリ避けた。










そして、殺人ピエロの背中に攻撃をしようとした。












けど、避けられてしまった。












失敗した。









私は、こんな作戦を考えていたのだ。








止まって、集中して、殺人ピエロがどっから来るのか、すぐに分かるようにして、すぐに動けれるようにする。












そして、攻撃をしてきたら、それを避けて、背中を狙って攻撃する。










背中はガラ空きだろうと思ったから。












予想通り背中はガラ空きだった。









けど、避けられてしまった。








もしかして、分かっていたのか?







まぁ、そんなことはどうでもいい。








その瞬間、また攻撃してきた。




しかも、上からだ。









私は、また、ギリギリ避けることが出来た。








そして、背中に攻撃をしようとした。












予想通りに避けられた。












でも、私はそれを、狙っていた。











殺人ピエロに私の足を引っ掛けた。











殺人ピエロは転んだ。










私は、その瞬間、殺人ピエロを捕まえた。










そして、お腹を殴った。





刃物がないから、させないのだ。




用意しておくべきだった。









その事を後悔した。




そしたら、刺せたのに。










そして、殴った瞬間、驚いた。









固かった・・・。








分厚い金属が入っているかのように。













いや、実際に入っているのかもしれない。












だから、逆に私の手が傷んだ。










私は、殺人ピエロに聞いた。









『何か入ってるよね?』













『だから?お前は終わりだ。』












殺人ピエロが言った一言でよく分かった。









財前樹里が後ろに居るんだな、と。













私は、殺人ピエロから素早く下りて、財前樹里の攻撃を避けた。












でも、全部は、避けられず、かすり傷が付いてしまった。











財前樹里は、刃物を持っていた。












でも、私はこんな事では、どうじない。












『ねぇ、財前樹里さん、これはどうゆうこと?この映像には、貴方もいるよね?』







私は、財前樹里なら、答えてくれるんじゃないかと思ったから聞いてみた。











『教えて欲しいんでしょ?教えてあげてもいいわよ。ピエロ、説明してあげなさい。』








財前樹里はそう言った。






言い方に少しムカついたが、私は黙っていた。





そして、殺人ピエロが話し出した。









『この映像は、現実の世界の状態だ。現実の世界では、眠ってから、目が覚めなくなるという謎の現象が起こってる。その人達は、ここに来てしまったからだ。そして、お前が見た瞬間は、人が亡くなる瞬間だった。ここで死ぬと、現実の世界でも遅れてだが、死ぬ。でも、ここから抜け出す方法も無い。このノートに来て欲しい人の名前を書けば、その人は、ここに自分から来てくれる。ダメだと思っても、身体が勝手に動く。これでよいでしょうか?』










『いいわ。』






財前樹里が短い返事をした。











『何で、じゃあ先輩達も財前樹里さんが?』





私は聞いた。






『そうだけど?』









私は、それを知ると、許せなかった。







『もうやめてよ。』












私が言った。





罪のない人にこんな事するなんて許せない。










『やめない。私の復讐が終わるまでは。絶対にやめないわ。』




財前樹里が言った。







これ以上、罪のない人を殺させない。












だから、財前樹里と殺人ピエロを今、殺さないといけない。













二対一だが、何故か勝てる気がした。
















『なら今、貴方達二人を殺す!逃がさない!』











私は、そう言うと、殺人ピエロと財前樹里を真っ直ぐ見て、攻撃を開始した。


































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