第38話

作戦
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2018/03/18 05:32
殺人ピエロは、一人だが、四人でも倒すのが難しいぐらい強い。




私達が、何度攻撃をしても、傷つく様子が無かった。




だから、だんだんと疲れてきてしまった。




綾先輩も澪先輩も優希も私も皆、息切れをしていた。





その時、私は、思い出した。




殺人ピエロのお面を取ればいいことに!




そして、すぐに私は、隣にいる綾先輩に耳打ちで伝えた。



そして、綾先輩は、澪先輩に耳打ちで伝えた。





澪先輩も、隣の優希に耳打ちで伝えた。




普通なら、大きい声で伝えるはずだ。



けど、大きい声で伝えたら、殺人ピエロに作戦がバレてしまう。





バレると、殺人ピエロは、お面を取られないように、守るだろう。



そう思った。



だから、耳打ちにした。




耳打ちでは、こう言った。




『殺人ピエロのお面を取ると、攻撃がされません。だから、取りましょう。耳打ちで伝えてって下さい。お願いします。』




なるべく、短い言葉で済ませた。




殺人ピエロに怪しまれないためだ。




そして、綾先輩、澪先輩、優希に伝わって、お面を取る作戦を開始した。





作戦が開始してから、十分程過ぎた。


でも、まだ何もしていない。



少しでも休憩して、体力を回復するためだ。



その方がいいと思ったから。



でも、その時、殺人ピエロからこっちに来た。



だから、私は、言った。




『先輩達、優希開始です!』



『よし!』



『やるか!』



『勝つぞ!』





そして、お面を取ることに挑戦した。



だが、簡単には、取れなかった。





それに、殺人ピエロは、どんどんこっちに迫ってきた。




殺人ピエロは、止まる様子が無かった。


このままじゃ華先輩が危ない。




そう思った私は、言った。



『今は、もういいです。華先輩を守る事に集中してください!今の状態は、危険です!』




『そうだね。そうしよう。』



澪先輩が言った。




『よし!守ってみせるぞ!』




綾先輩が言った。





『守る。』



優希が言った。




優希の返事が一番弱かったが、しょうがないと思った。




優希は、華先輩の事を知らなかったから。




でも、これから仲良くなれるはず、そう信じた。




そして、私達は、作戦を変更した。





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