俺は、あなたの幼馴染のシルク。
俺は昔から、あなたの傍にいた。
そして、ずっとあなたのことが好きだった。
あなたは、誰が好きなんだろ…?
クラス替え…
俺は、あなたと同じクラスになることができた。
あなたは、とっても喜んでくれた。
あなた…俺とあなたは、ただの幼馴染なんだよな…??
これからもずっと…
そんなの嫌だ…
せっかく同じクラスになれたのに、同じクラスにいたマサイ、ンダホ、ぺけたんはあなたのことが好きみたいで、帰りにカラオケに行った。
その時、俺はずっとあなたを見てたが、あなたはみんなと仲良く話している。
しかも、最後はLINE交換なんてしちゃって…。
絶対…あなたはとられる…
いつか…俺の前からいなくなる…
そんなの嫌…
そんなことを思ったせいか、あなたに元気ないって言われた。
当たり前だろ…あなたが他の男とばっかいるし…
反発して、
「みんなのとこばっかり行っちゃって…」なんて言ってしまった。
あなたは、俺を面白がるように「嫉妬?」なんていいながら、ケラケラと笑っている。
俺は必死に違うと言い張った。
俺…やっぱり嫌だよ…
あなたが俺以外の男と話してるなんて…
LINEだって、俺が知らないところで話すこともできる…。
もしあなたがそいつらのこと好きになったら…
嫌だよ…そんなの…絶対ありえねぇ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。