第8話

本音
338
2017/11/12 12:42
そして私は、シルクと2人で帰ることになった。

今までは、好きとか分からなかったから、普通にシルクと接せれたけど…
好きって分かっちゃったから…

何を話せばいいんだろ…
シルク
シルク
なんで全然話さねーの?
あなた

え…?

シルク
シルク
いつもなら1人で喋ってるのに、今日なんか全然話さねーじゃん。
あなた

そんなことないよー

シルク
シルク
ほんとかー?
シルクは、私の顔を覗き込んでくる。
あなた

ち…近いっ!!!

シルク
シルク
ぁ…ごめん…
あー…もぅ…
シルクとせっかく話すことができたのに…
うまく話せない…
シルク
シルク
なぁ…
あなた

…ん?

シルク
シルク
あなたはさ、俺のこと嫌いなの?
あなた

なんで?…

シルク
シルク
だって、今日俺のことすごい避けてる気がするし…
あなた

ぇ…そんなこと…そんなことないよ!

シルク
シルク
そうか…
あなた

なんか、ごめん…

シルク
シルク
ん。…何かあった?
あなた

え…何もないよ!

シルク
シルク
俺達さ、幼馴染なんだぞ?
今までどんだけあなたを近くで見てきたことか。
あなた

分かってるけど…

シルク
シルク
あなたが何かある時は、俺が守るから。
(あなた、お願いだから俺に話せよ…)
あなた

…っ!?

シルクは、私をギュッと抱きしめた。

懐かしい…暖かい…

でも…ダメだよ…こんなの…
あなた

ごめん…ごめん…泣

泣いちゃダメ…ダメなのに…
シルク…
シルクのことなんか、好きになっちゃってごめん…
シルク
シルク
何があったんだよ?
あなた

何にもないから…本当にごめんね…

シルク
シルク
嫌なんだよ…!
あなたが俺に話してくれねーと…。
あなた。俺は、ずっと前からあなたのことが好きだ。
だから、あなたが困ってたりするの、見たくねーんだよ…!
(ぁ…言っちゃったよ…)
今…シルク何て言った…?
私のこと…好きって言った…?
嘘だよね…?
あなた

何て…言った…?

シルク
シルク
ぇ…2回は言わせんなよ…///
シルクは、手で顔を隠した。
あなた

だって…信じられなくて…

シルク
シルク
信じろ…。俺は…あなたのこと好きだから。
あなた

ほんと…?

シルク
シルク
あぁ
あなた

ごめん…っ…
私…今日やっとシルクのことが好きなんだって気づいて…
シルクのバスケ姿みてキャーキャー言ってる女子見て何か嫌になっちゃって、好きなんだって…
だから…シルクとどうして接したらいいのか分からなくて…

シルク
シルク
それ、ほんとか?
あなた

うん…

シルク
シルク
えっ…じゃあ…
シルク
シルク
俺と付き合ってください…!
あなた

…はいっ…!

シルクは、私にもう1回抱きついた。

頭をクシャクシャっとされ、私はもう1回泣いた。
あなた

シルクっ

シルク
シルク
ん?
あなた

大好きだよ

シルク
シルク
///俺も大好き
シルクは、顔を少し赤くし、ニコっと笑った。
シルク
シルク
家、帰ろっか?
あなた

うん!

私とシルクは、手を繋いで家に帰った。

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