今思えば、これは大人が子供を見下す言葉。
大人は偉い。
優しさもあるけど、
それ以上に偉い。
子供はそんな大人に嫌気がさす。
大人ばっかり。
大人だから許されて、子供は許されない。
あくまで私の考えだけど、
同意見の人もいるよね?
そんな大人に負けない。
子供だって偉いってことを示す。
犯人を探せばそれができる。
今がチャンス。
大人に対抗するために、
私達は動き出す。
リョウ!
リョウは私の部屋がある二階を、
下から目線で見ていた。
私は階段の方へダッシュ。
そして結んでない長い靴紐に気をつけながらリョウのところへ。
それしか印象がなかった。
すぐにリョウは行ってしまった。
なんだ、まだ犯人を探せるヒントがあるじゃん!
それに犯人は監視カメラはどうやって避けた?
やっぱり係員が犯人?
あの警察も怪しい!
お客さんは?
やることがたくさんある。
けど、諦めない!
曇ってた空の隙間から太陽の光が差し込んできた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!