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第1話

彼女は私しかありえないでしょ?
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2017/11/03 10:22
私は、生まれながらになんでも、人が欲しがるもの全てを持っていた。
いや?、「友達」以外は。



ふっ、うっそぴょーん
もともとこんな綺麗で完璧だったわけじゃない。
昔、そう、まだ私が純粋だった頃。
私はブッサイクだった。
本当に。鏡を見るのが嫌で、窓を見てふっと自分の顔が映った日なんて、
もう、本当に死にたくなった。
もちろん、周りからはいじめられた
モブ①
まじきめえ。
近寄んじゃねえブスが。www
お前と同じ空気吸ってるとか吐き気がする。
あのさ、とっとと死んでくんない?
サキ(幼いversion)
、、、
その時の私は、ただ泣くのをこらえて、ずっと下を見ていた。
誰も、助けてくれなかった。
先生も、友達も、親も、みんなみんな。
なんでだろうね?見えてるはずなのに。
「あなたたちの目はなんのためにあるの?」と問いたくなった。
モブ②
本当にきもちわるうーい。
モブ①
ねぇねぇ、どうして、生きてるの?
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ミナト
ミナト
ーキ!おい!ばかあ?
サキ
ににょ、
サキ
あ、ミナト、おはよう
ミナト
ミナト
おはよう、って、そんな時間じゃねえよばか。
ミナト
ミナト
今は放課後ですよおお?
おら、早く帰んぞ
これ←  は、ミナト。
ん、この学校に、入学して以来、ずっと一緒にいる。
2人で廊下を歩く。
アホずらした生徒たちが、私たちを見て道を開ける。
それは、ブスだから、ではなく。
私が美少女だから。
ミナトは、いつでも私のそばにいてくれる。
助けてくれる。そして顔もイケメンとくるもんだ。
本当に王子様だ。
もちろん校内中で、大人気。
なぜ、私がミナトの隣を歩けるかって話なんだけど、
あれは、まだ1年の頃
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モブ達
ちょっと顔がいいからって調子に乗んなブス
まただ、ブスだったって、綺麗だったって、
いじめられるのだ、
でも、今の私は違う、
サキ
ふふっ。
何?ひがみ?
痛々しいの、自分でわかんないかなあ?
自分の言葉じゃないような、でも、スルスルと、出て行く言葉達。
止められない。
モブ達
はあ?
調子に乗ってんじゃねえ!
モブ達が、襲いかかってくる。
まあ、いいか、顔さえ守れれば
その時。
私より身長が低い。可愛らしい背中が私の目の前に現れた
???
や、やめなよ!
そ、そんな、大人数でよってったかって、
あ、あんたたち、ば、ばかじゃないの!
モブ達
は?きも、
何お前
???
っ、先生呼びますよ。
って、もう呼んでたりして?
ニヤッとその子が笑う。
モブ達
ちっ、ふざけんな
お前らまとめてっ。
ミナト
ミナト
パチパチ👏
やっと現れた王子様。
ミナト
ミナト
いやあ。ナマのいじめなんて

すごいなあww
モブ達
ミ、ミナト君。
ミナト
ミナト
あんたらさ、気持ち悪いね😁
まんべんの笑みでその美少年は、言う。
初めて、自分以外の人間を美しいと思った、
この時から私はミナトに惚れていたのかもしれない
しかし性格は、最悪だとこの数秒後に知るのだが
ミナト
ミナト
大丈夫?ww
可哀想ないじめられっ子さん?
サキ
あ、てか、あのちっちゃい子、、
ミナト
ミナト
ああ、なんか帰っていった?
サキ
お礼、言えてない。
ミナト
ミナト
そんな事より自分の心配すれば?ww
おら、行くぞ。
手を引かれ保健室へ向かう。
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とまあ、これが私達の出会い。
ミナト
ミナト
っ、ーキ?
サキ!
ったく、今日はどうしたんだよ
サキ
あ、いや、で?なに?
ミナト
ミナト
あ、あー、あのさ、俺、彼女できたから。
サキ
え?
え?

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