さてさて、月日が経ち、
今日はとうとう、体育祭前日。
ハルは色々大変そうだったけど、、
まあ、私は何もなく、明日を迎えられる、、
聞き覚えのある。でも、甘ったるい。
声が聞こえた。
モブ子!
あのくそ女
私のミナト、、じゃ、ないけどさあ。
ったく!
ミナトばすっといってやっt
ギュッ
、、、気づいたら走っていた。
-体育祭当日-
私は、ハルを見ていた。
はあ、うちの子可愛い。
はあ、可愛い。
そして、なんと、ハルは一位!!
おっしゃあああああ!
まあ、ハルとはチーム違うんだけどねw
ゴールした瞬間、ハルはクラスメイトに囲まれていた。
最後の勝負でハルに負けた1人の女が、それを見て歯を食いしばっていた。
その子の気持ちが痛いほどわかって、
なんとなく、
その場から離れた。
そして、なんとなく校舎を歩いていると
気づいたら、言葉が出ていた。
まるで、自分に言い聞かせるかのように。
まあ、その後、ハルと抱き合い。
幸せでした。
はあ。可愛い。この子を傷つけるなら、許さない。
私が守る。
その後。
私はグラウンドに呼び出されていた。
っ!
いつもの天然男からは、、考えられなくて、
こいつ一人称俺だっけ
とかしか、頭に浮かばなかった
ガヤガヤガヤガヤ
知らぬうちに、たくさんの人が、、
最悪だ、
この空気で断れる人がいたら、
その人の勇気が今、欲しい。
その時浮かんだのは
昨日の光景。ミナトと、モブ子。
ハルとミナトが見ていた 。
なんで、、そんな顔するの。
いいやって思った。
こんな気持ちでソラと付き合うのはソラがかわいそうとか
言われるかもしれない。でも、今は
早く忘れたい。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。