「まっ……ッ、……ッッッ、ぁ……っ」
待ってくれるわけなかった。
「ァ……ッーー」
声がでなかった。
痛みなのか、なんなのか、とにかくアソコの圧迫感に戸惑う。
セックスの経験はゼロじゃない。
けれど、こんなにもアソコを押し広げられる感覚は初めてだった。
ギチギチとさらに押し込まれる。
わたしは、痛みに耐えるのに必死だった。
「ン、ァ、ァ……ッ」
「きっつ……すごいね」
「いた……い……ッ……ン」
痛みでどうにかないそうだ。
わたしは男の子にぎゅっとしがみついた。
片足立ちのまま、挿入されている。
立っていられそうにない。
「……ァ、……もぅ、むり……ッ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。