あなたside
私は返事もする暇がなかった
私はその日からみるみるうちに忙しくなっていった
その中で映画の主演が決まった
涼介との共演となった
映画のジャンルは恋愛もの。初めてやる演技が恋愛もの。
しかも、この前他の人から告られたばかり。
私の中には不安しかなかった
説明会が終わる。
流れ的に涼介と帰ることになった
山田side
何?こいつ。めっちゃ可愛いんですけど。
そう言ってあなたは笑った
その笑顔に俺はやられた。可愛すぎる
そうだ。あなた、超鈍感だった…笑
そのまま、俺とあなたは別れた
あーあ、あなたは超鈍感だからしっかり伝えないとな。
でも、言おうとすると、顔熱くなるし、
カッコ悪いところあなたには見せたくない
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!