あなたside
今日はめざましテレビに生出演
Hey!Say!JUMPのみんなと私たちミラーズで一緒に出る
なんか体重いなぁ。
ちょっとだるいし。
まぁ大丈夫か!こういう時結構あったし!!
うん!やれるやれる!
滑り出しは好調
なんのトラブルもなくすぐに終わった
いのちゃんが帰ってくるまでみんなで自由の時間を過ごしていた
みんなの欲しい飲み物をメモをとって私と大貴は部屋から出た
今、「そうだったよな」って聞こえたのは気のせい??
自動販売機の前まで来た
大貴が自動販売機でどんどん飲み物を買う
最初は全部大貴が持っていたが、持ちきれなくなって来てしまう
そう言って大貴からペットボトルを手渡しされる
その瞬間フッと目の前が消えた
ゴトンッ
ペットボトルが床に落ちた
私さ、みんなから「恋愛に鈍感だ」って言われるけど
好きな人にこうやって優しくしてもらうとすぐ勘違いするバカなんだよね。
何で優しくしてくれんの?大好きだよ
大貴はどんどん歩いていく
そんな大貴の服の裾を少し引っ張りながら呼び止めた
私の言葉を遮って大貴が話し出した
頭が真っ白になった。
何言ってるの?え?涼介が言った?嘘?
違う。嘘じゃない。違う…
溢れ出て来そうな涙をこらえて大貴にそれだけ言うと私は走り出した
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。