第38話

最後の告白
1,178
2017/12/23 14:54
山田side


今日という今日は大ちゃんに話を聞こう
山田涼介
ねえ大ちゃん?
有岡大貴
俺はこの頃大ちゃんに無視される


ムカつく。
山田涼介
〜っ。おい!有岡!?
有岡大貴
ビクッ))な、なに?
山田涼介
なんで俺から避けてんの?俺何かした?
それともお前、俺に何か隠してる?
有岡大貴
山田涼介
…お前。記憶戻ってんだろ?戻ってんならそう言えよ
有岡大貴
…戻ってる。全部覚えてる
お前と真剣にあなたを取り合ってたことも
あなたと付き合ってたことも
なんで俺が記憶をなくしていたのかも
山田涼介
じゃあ何で!??何であなたを悲しませるようなことするんだよ!??
有岡大貴
俺には資格がない。もうあなたに好きになってもらう資格がない。
山田涼介
は?意味わかんねぇ
有岡大貴
あなたが俺のお見舞い来なくなった日覚えてる?
山田涼介
あぁ
有岡大貴
その前の日。リリがあなたに言ったんだ
「大ちゃんに近づかないで」って。
その次の日からあなたは来なくなった
山田涼介
だから?
有岡大貴
俺は、そのやりとり聞いてたのに、そんなことないって言ってやれなかった。
その時はまだ記憶が戻ってなかったけど、
あなたと一緒にいて何も嫌な気持ちはしなかったのに!
それなのに、言い出せなかった。
結局グループに戻っても気まずいままだし
有岡大貴
だから、あなたには山田があってるよ
今、あなたのこと1番に考えてるのは山田なんだから
山田涼介
違う。今、1番あなたのことを考えてるのは大ちゃんだ。



だけど、俺は言い出せなかった
有岡大貴
あなたにもう一回気持ちを伝えて?
山田涼介
大ちゃんは、それで後悔しない?
有岡大貴
うん。俺はもう大丈夫
山田涼介
わかった。もう一回だけ、言ってみる



ガチャッ




扉が開く




タイミングよく入ってきたのはあなただった
あなた

おはよございます。

山田涼介
あなた…!
有岡大貴
ほら、いけよ
俺は大ちゃんに背中を押された
山田涼介


あなた?最後にもう一回だけ言わせて?
あなたが好きだよ。俺と付き合ってくれませんか?
あなた

…はい。

山田涼介
…え?今、はいって言った??
あなた

うん、もちろん!
もー、涼介が何度も言ってくるからしょうがなく!

山田涼介
んだとー!
あなた

フフッ))冗談だよ
涼介はいつも私と向き合ってくれたから

山田涼介
…!
あなた

これからよろしくね!((ニコッ

ヤベー。可愛い
あなた

それと、大貴!出てきて!バレバレ!

有岡大貴
えー!バレてた?
あなた

当たり前!



そう言うとあなたは大貴の前に向き合った
あなた

…ありがとう。
私、大貴のお陰で前にまた進めた

有岡大貴
あなた…
あなた

やっぱり私の担当は有岡大貴だけ!
これは山田涼介にもならない!
私の大好きな大貴!これからも変わらない大貴でいてね!((ニコッ

有岡大貴
…おう!任せとけっ!


そう言うと、大ちゃんは他の仕事があると言って
部屋を後にした
山田涼介
俺忘れられてない!??
あなた

そんなことないよ!

あなた

私、大貴の記憶がなくなってから、
ずっとそばにいてくれたのが涼介だってやっと気づいた
いっちばん近くの優しさに気づけずにいた私は本当にバカだなって思ってる
めげずに告白してくれてありがとう。気づかせてくれてありがとう。

山田涼介
あなた〜((ギュゥ
あなた

わ、なに?涼介

我慢できなくてあなたを抱きしめる
山田涼介
大好き
あなた

私も、大好き

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