第70話

最後の復讐
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2018/09/16 15:45
……返事が無い。

















聞こえなかったのだろうか?












『ただいま!』












靴を脱ぎ、もう一度大きい声で私は言った。















それでも、返事は無かった。












私は不安になり、急いでリビングへ向かった。






















勢いよく、リビングへ入ると……













誰の姿もなかった。













もしかしたら、買い物に行っているのかもしれない。











都合よく私は解釈をした。








私はソファに座って待っていることにした。













もし、王が私よりも先に来て、お母さんを殺していたら…











そう不安になった。













でも、私は信じた!











必ず、帰ってくると…。
















それから時間は過ぎていき……








『誰かいるの!??』












その声で私は目を覚ました。











いつの間にか眠っていたのだ。













もう外は真っ暗だった。












私は玄関まで駆け出した。















『お母さん!』













私はお母さんの姿を見て、大きい声で言った。
















でも、お母さんの表情は見るみる怯えていっているようだった。















『警察呼ぶわよ!いやなら、出て行って!』










私は意味が分からなかった。













『何でよ!もしかして、私のこと忘れたの……?』












私は心臓がドクドクして止まなかった。












もし、覚えていなかったらどうしよう。











私の居場所が居なくなってしまう……!












『違う!忘れるわけがないでしょう。後ろの人よ!』












私はそれを聞き、振り返った。














すると、そこには……












『逃げ切れたとでも思っていたか?』













王がいた。









何でこんな早く……。













おかしい。











『一つ、聞かせて!どうやってここへ来た?』














転移魔法を使わないとこんなにも早く来れないはずだ。













『転移魔法……とでも思ったか?どうやってここへ来たかは秘密だ!今はな』













そう言うと、王は消えた……。












いや、消えてない!














王はいつの間にかお母さんの横にいた。



























『お前は実験道具の中で一番大事な物だ!簡単に手放すわけないだろう?』














その時だった…!!













王はお母さんのお腹を鋭い剣で貫いた。














私はその瞬間、怒り、憎しみ、後悔という感情に埋もれていった。















『このクソ野郎ー!ぶっ殺してやる!』














私は王に攻撃をし始めた。










これは平和を保つためだ。













勿論、復讐をする為でもある。














ここで絶対に殺す!













今日で全てを終わらせる…!
















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