第11話

真っ暗な世界
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2018/01/06 11:32
私は、勢いよく、コンピュータに言った。


『遥華の・・・!』


でも、コンピュータが近くにいすぎてびっくりした。


だから、最後まで、言葉を言えなかった。


私は、『離れろ』と強く言った。


けど、離れない。


私は、諦めて、自分が離れた。


けど、コンピュータは、ついてくる。


私は、コンピュータの事が、気持ち悪いと思った。


私は、もう逃げるしかないと思った。

だから、逃げようとした。


けど、いつもは、道があるのに、道がない。


行き止まり。


前後、左右、何処を探してもない。


全部、行き止まり。


近くに、部屋もない。


閉じ込められた。


さっきまでは、前に道があった。


いつ、壁が出てきたのか、私には、謎だった。


私は、このまま逃げても、追いつかれてばかりだと思って、私は、コンピュータに聞いた。


『どうすれば、離れてくれるの?どうすれば、道を戻してくれるの?』







コンピュータは、何も言わない。


私は、少し、イラついた。


そして、もう1回聞いた。


『どうすれば、離れるのよ!』


やっと、答えた。


『隣の部屋から、この紙に書いてある人体の部分を探して来たら離れては、やるよ。』


その時、隣に部屋が、現れた。

不思議で、いっぱいだったが、離れて欲しかった。だから、紙を受け取った。


紙には、こう書いてあった。


腕×2、足×2、頭×1


それだけ。


それしか、書いてないのに、紙の大きさは、A4サイズ。


私は、部屋に入った。




すると、コンピュータは、入ってこなかった。



その時、鍵がかかった。


でも、私は、離れてくれただけで、良かったと思った。



そして、探し出した。


今更だが、私は、気になった。


足、腕、頭、誰のだろうかと。


もし、また、私の友達だったら…と不安と悲しみが溢れてきた。



でも、時間をかけては、いられない。


だから私は、必死に探した。



足2本は、見つかった。


ロッカーに入っていた。


切断された部分が気持ち悪い。


次に、腕2本を見つけた。



これは、机の中にあった。


切断されている所が、足より、雑だ。


私は、爪にネイルがされていることに気がついた。


足の爪は、全部剥がされていた。


見ていて、痛そうだと思った。


私は、手の爪のネイルを見た事があるような気がした。


この時は、ただ疑っているだけだった。


けど、頭を見つけてしまった私は、気がついた。


顔は、無いけど、私は、分かった。



これは、遥華の腕、足、頭だって事に。


私は、全て、持っていった。


扉の前に行くと、コンピュータが開けてくれた。


でも、顔がまた、違った。



私は、聞いた。

『これは、遥華だよね?!何で、殺すの?最低!』


すると、答えた。


『よく分かったな。そうさ。俺が殺した。まぁ、探したってことは、もう近づけねえな。じゃあ、俺は、消えるわ。』



私は、気づいた。


道がまだ無い。



私は、消える前に聞いた。


『道は?!道も、戻してくれるんじゃないの?』


すると、答えた。



『俺は、離れては、やるよって言ったさ。聞いてなかったのか?馬鹿だな。まぁいい。じゃあな。』


そして、消えてしまった。


私は、1人、残されてしまった。



隣にあったはずの、部屋も消えた。


真っ暗な世界に私が1人いるだけになってしまった。




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