第12話

神様と閻魔
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2018/01/14 05:00
私は、しばらく、無言、無動だった。


けど、このままこうしてても、何も変わらない。


だから、私は、考えた。


けど、何も思い付かなかった。


私は、ちゃんと話を聞いてればと、後悔した。

あの時、ちゃんと聞いてれば、また、違っていたかもしれ無い。


でも、あの状態で、聞くのは、難しい。


だって、焦っていたから、強がっていたけど、怖かったから。

でも、逆に、落ち着いていたら、変わっていたかもしれない。


このままずっとこの場所だったら、どうしよう。


もう不安しか無かった。


その時、微かに、声がした。

『おいで』

とっさに、私はまわりを見渡した。


けど、誰もいなかった。


次の瞬間、目の前に、人が現れた。


その人の周りは、白い光に包まれていた。


私は、聞いた。


『貴方はだれ?』


すると、答えた。

『私は、神様。貴方を、救いに来た。けど、あの人に、ばれないようにしなきゃいけないの。私の事、信じてくれないかな?』


私は、答えた。


『そんな簡単に、しんじられません。神様なんて居るはずない。聞いたことないし。』

また、騙されたら、と思うと私は、信じられなかった。



けど、神様は、言ったんだ。



『今、人口が減ってきているの。見てみなさい。』


目の前に、映像が流れ始めた。


それは、とても、寂しい世界だった。


人が全然歩いてない。

皆、悲しんでる。泣いてる。

私は、聞いた。


『何で、泣いてるの?』


すると、答えた。

『自分の家族が、いなくなったからよ。あなたの、家族だって悲しんでるわよ。今、日本は、危機なの。この噂を確かめに行く人が、増えてきているの。自分の子が入ってしまったから、探しに行くって入ってく人も、いるの。今の、人口は、前の人口の3分の1しかいないのよ。だから、救いに来た。ここに入った人は、永遠に、戻れないのよ。だから、私が助けに来た。』



私は、びっくりした。


もう信じるしかないと思った。


私は、初めて知ったことがあった。


だから聞いた。

「えっ。戻れるんじゃないの。ミッション全部クリアすれば、戻れるんじゃないの?私は、戻れると思って・・・。」


「そう言うことね。あなた達は、騙させれいるのよ。1度、入ったら、もう戻れない。一生ここなの。生きるか、死ぬかどっちかってのは、死ぬ。いつかは、死ぬ。殺される。ここで、死んだら、もう生き返ることが出来ない。生き返らせてあげたいけど、無理なの。だから、私は、まだ生きている人を、救いに来た。」




と神様は言った。


私は、『じゃあ、遥華は?他の友達は!?』と聞いた。


『残念ながらもう死んだわ。今、この中で生きてるのは、あなたしかいない。』と言った。


私は、絶望的だった。



私が、絶望的な時、神様は、言った。


『あっ!今誰か、来る。早く行こう!』


私は、伸ばす手を、とらなかった。

私は言った。


『だって、現実には、友達がいない。もういないだよ!だから、もういい。死んでもいい・・・。』


けど、神様は、言った。


『家族がいるでしょ?貴方を待ってる家族がいる。貴方が、帰ってきてくれれば、喜んでくれる。』

その一言で、私は決めた。


『そうだよね。行く。行くよ!神様、助けてください!』


すると、『もちろんよ』と言った。


でも、その時だった。


コンピュータが現れた。

その時、神様は、「後ろにいなさい。」と言った。


そして、コンピュータに向かって言った。


『また、あの人の指示でしょう。あなたも、やりたくないなら、やらなくていい。本当は、優しいコンピュータだったでしょう。』


その時、男の人が現れた。

その男の人は、真っ黒の光に包まれていた。

その時、神様は、私に向かって言った。

『やっぱりね。あなた、あの人は、このゲームを作った人なの。近づいては、駄目よ。それから、あの人の名前は、閻魔よ。』



すると、閻魔は、言った。


『おい。また邪魔するのかよ。楽しんでるのによ。』



『邪魔しているのは、閻魔でしょう。もうやめなさいよ。』


神様は、言った。


その時だ。

閻魔が神様を、倒そうと、襲ってきた。

私は、『危ない!』と言った。


けど、神様は、スっと避けた。


神様は、避けながら言った。

『戦いは、なしよ。いつもそうでしょ。やめて。』


けど、閻魔は、やめる様子がなかった。


その時、私は、ずっと見ているだけだった。



その時、閻魔が私を持ち上げた。


そして、言った。


『辞めてやるよ。その変わり、こいつは、あげねぇよ。』

神様は、何かを決心したように言った。


『分かった。やりましょう喧嘩。その変わり、その子を渡しなさい。』


そして、閻魔は、私を投げた。


神様がキャッチしてくれたので、怪我はしなかった。



そして、私を床に置いた。


その時、『ここにいて。もし、閻魔が来たら、にげていいわ。』と言った。


私は、『はい。応援してます。』と言った。


神様は、微笑んで、閻魔の方へ言った。


そして、閻魔が『開始』と言った。


そして、閻魔と神様の喧嘩が始まった。












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