第16話

お守り
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2018/02/03 08:19
捜し始めてから、しばらくたった頃、遂に、薬ぽいのが見つかった。


私は、それをすぐに神様の所へ持って行った。




けど、神様は、もう顔の半分が消えていて、口が無かった。


私は、焦って、神様に声をかけた。


『神様!起きて!これで合ってる?どうすればいいの?起きてよ!お願い!』


なのに、神様は、起きなくて、消える一方だった。



私は、絶望的になった。


そして、涙が出て来た。


その時、神様の目が、開いた。


そして、何かを伝えようとしているようだった。


でも、私は、分からなかった。


そして、神様が消えそう時、奇跡は、起こった。

神様の身体が元に戻った。



そして、言ってきた。


『どうして泣いてるの?私は、最後の力を使って、こうしているの。だから、すぐに消えてしまう。』


私は、言った。


『薬、これで合ってますか?これを使えば、治るんじゃないですか?私、1人になるの怖いです。』

すると、神様は、言った。


『合ってるわ。くれるかしら?治るかは、時によって違うの。だから、これを渡しておくわ。どうぞ。』


そう言って、お守りみたいのを渡してきた。


私は、もちろん、薬を渡した。


そして、神様を見守っていた。



私は、小さな声で、呟いた。


『お願いです。どうか、1人にしないでください。』



その時、神様は、消えた。


私がなって欲しくない、展開だった。



その後、私は、叫んだ。


『どうしてよーーー!』


そして、涙が溢れてきた。



もうやだ。


こんな所、入らなきゃよかった。


私は、後悔でいっぱいになった。


この後、どうすればいいの?


道も部屋も何も無い。


血で染まった廊下、何も出来ない。



そんな、絶望的な時、思い出した。


神様から貰ったお守りみたいなものを。




私は、それをよく見てみた。


すると、中に何か入っているみたいだった。


私は、中を開けてみた。


すると、紙が入っていた。


私は、その紙を取って、開いてみた。


手紙だった。


神様からだ。


ごめんなさいね。
薬なんて、本当は、ないの。
もう会えないと思うわ。
これは、お守りよ。
私の残っていた力で作ったわ。
だから、きっと、守ってくれるはずよ。


そう書いてあった。


私は、読み終わると、紙を閉まった。

そして、お守りを落とさないように、手に握り閉めた。



手紙のおかげで、私は、少し落ち着いた。





そして、私は、落ち着いて考える事にした。


焦っても、何も思いつかないと思ったから。


この時、私は、警戒をしていなかった。


だから、この後、私は、危険な事に巻き込まれてしまうことをまだ知らなかった。

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