第68話

遂に...!
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2018/09/07 14:58
琉は強くなっていた。














カイトの魔法で強化したのだろう。









そう思った。






そのせいでカイトに中々近づくことが出来ない。












『琉!止めて!』












私は試しにもう一度、声をかけた。















だが、届かなかった。













琉を殺すことは出来ない…。











したくない!







いや、一度は死んではいるんだ。













『そう分かってる!…けど…殺すこと何て出来ないよ』












私は小さく呟いた。












私はまだ琉に攻撃を一度もしていない。









しないんじゃない。














怖くて出来ない。










手が震える。







今の所は、琉の攻撃は全て避けている。













その時、私は考えた。













魔法を使う時間には限度があるはずだ。












普通は。












カイトはよく分からない。












もしかしたら、限度がない可能性もある。











私は自分の限度を知らない。











まだ限度に達したことがないから。



















『琉!早く殺せ!』














突然、カイトが大きい声で言った。














そのわけは、カイトを見て分かった。














カイトはもうそろそろ魔法が使えなくなるだろう。












顔色が悪くなってきているからだ。























『カイト!もう琉を利用するな!利用するというなら、殺す!』














私は少し脅し気味で言った。











『殺せばいい!俺に勝てるというならな!』
















そう言うと、カイトが何かを唱え始めた。













私は嫌な予感がした。














『バリア!』














カイトは、少しでも擦れば死ぬと噂の魔法を使ってきたのだ。














私はギリギリ防ぐことが出来た。




















これで、もうカイトは魔法を使えない。














琉は私の目の前で倒れた。
















『もう大丈夫だよ、琉。守れなくてごめん…。』











そう言って、私は琉を安全な場所へ移動しようとした。













その時だ……!!













白い煙が教室を覆い始めた。













私は急いで教室から出ようとしたが、扉が開かなかった。






















『逃げれるとでも思ったか?偽物の蘭よ』

















王の声だ…!!














遂に、追いつかれてしまったのか…。













煙のせいで周りが見えない。



















どこから攻撃が来るか分からない。














私は周囲を警戒しながらも、琉を守った。





























































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