第71話

最後まで
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2018/09/21 13:22
連続攻撃をしているが、その中でも数回ほどしか王には当たらなかった。


















油断は出来ない。












隙をみせたらもう終わりだ。














絶対王を殺して平和を取り戻す!














だが、その瞬間……!!












目眩がした。














何故かは何となく分かった。













きっと、そろそろ時間切れなんだ。






















なら、時間切れになる前に殺せばいい。
















『もう限界だよな?大人しく捕まるか?そしたら、痛みを感じなくて済むぞ!』















痛みを感じなくて済む?














もう痛みなんて慣れたよ!













謎解き迷路のおかげでな!















でも、別の意味の痛みには慣れないよ…。














大切な人が居なくなったときの痛みは消えることは無い。













何で私は弱いのだろうか。














もっと強くなりたいよ……!
















『痛み?そんなのもう忘れた!どうだっていいんだよ!』














私はフラフラになっても諦めなかった。














その時……!!













私の服を弱い力でお母さんが掴んだ。















その後、聞き取るのがやっとの声で言った。














『逃げて..死ぬのは私一人でいいでしょう。貴方まで死ぬ必要は無いでしょう!逃げなさい!私を置いて早く……』












そう言うと、お母さんは目を閉じた。













『お母さん……。ごめんなさい。それは無理だよ!お母さんを置いてけない!それに今、王を倒さなきゃいけない気がするんだ!だから、逃げないよ!最後まで諦めないよ!』
















私はそう言うと、お母さんを安全な場所に運んだ。














『本当にお前は許さない!お前の自由は今日ここで終わりだー!』














私は最後の力を振り絞って王に攻撃をし始めた。


















『弱いな!』











王は余裕があるように私の攻撃を避けていた。






















私は最後まで諦めなかった。
















けど、無理だった…。

















私は目を閉じ、その場に倒れてしまった。




























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