第41話

緑色の液体
183
2018/05/23 11:26
私は、廊下を歩いていて気づいた。








変だ。







廊下が一向に終わらない。











もう結構歩いてるはずなのに。














歩いても、歩いても、終わらない。









私もさすがにもうおんぶしているのはきつい。












それから、十分ほど歩いた所に分かれ道があった。











分かれ道は二つあった。











でも、どっちに行けばいいか、分からない。












神様に回復魔法を使える程の体力なんて、もう残ってない。





結愛と琉でほとんど使ってしまった。










その時だった。








『どうしますか?分かれますか?』









聞いてきたのは、結愛だった。











私は、分かれよう、と言おうとしたけど、やめた。









分かれて、どっちかがハズレだったら、どっちかは、死ぬかもしれない。










怪しかったら、途中で引き戻せばいい。










そう思った。







だから、私は言った。






『分かれたら、危険かもしれない。皆で行こう。そして、危なそうだったら、途中で引き戻ろう。』










でも、琉が言ってきた。










『そっちのが危険。引き戻せなかったら、どうするの?そしたら、皆死ぬかもよ。』










私は、すぐには、返事が出来なかった。










でも、じゃあ、どうすればいいのか。









どっちにしろ、死ぬ可能性はある。










その時、結愛が言った。









『どっちも危険なんですよね?だったら、今来た道を戻りましょうよ。』











私は、すぐに返事が出来た。










『いいね!その手があったね。』









でも、琉は不定した。







『閻魔が追いかけてきてるかもしれないのに?』










私は、すぐに答えた。






『その時は、また、倒せばいい。』










『俺は、一緒に行動したくない。だって、その神様は作り物だ。』








私は、その言葉にびっくりした。














私は、すぐに背中から離した。





怖かったのだ。






そして、神様の偽物は、床に落ちた。








その時、首がとれた。








血じゃない。







緑色の液体が出てきた。









私は、すぐに離れた。










けど、結愛と琉に言われた。







『背中が緑色になってますよ。』











私は、それを聞いた瞬間、恐怖になった。










言葉が出なかった。










『大丈夫ですか?』






結愛が聞いてきたけど、答えることが出来なかった。










私は、恐怖で怯えた。








だから、何も出来なかった。




























プリ小説オーディオドラマ