ユンギさんが電話をかけ
下に降りるまでの時間約5分。
私たちが下に降りた時には
もう車が止まっていた。
私たちが乗り込む前にさっと
ナムジュンさんがドアを開けてくれた。
心地よい車の揺れに負けてしまい
私は寝てしまっていた。
そこにあったのはミンビルとは違う
5階建てのビルで各フロアには
会社が入っていた。
そう言って案内されたのは
ビル内部にある地下に続く階段。
薄暗い雰囲気が漂い
少し不気味な空気が充満してる。
すると、頑丈なコンクリートで出来た
扉が出てきた。
ピピピピピ
とユンギさんは目に見えない速さで押していく。
何を企んでかユンギさんが ニヤッと
笑った気もしたが
気にせず開いた扉の中へ入った。
プシューー
扉が開き、本部の中が見えた。
ここの部屋に続く階段とは違い
部屋は明るく壁一面中パソコンで
埋めつくされていた。
私が見てもわからないような暗号や
メモ書きが散乱していた。
そんなことを話しているうちに
次々と3人のメンバーが入ってきた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。