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第27話

Ep 24 幸せの定義
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2018/04/29 02:24







黒いスーツを着たゆんぎさんが


息を切らしながら入ってきた。





ユンギ
ユンギ
おい、何してんだよ...
ホソク
ホソク
思ったより早かったねぇ


ホソクさんは ヘラヘラ と笑い


まだ荷物を詰める手を止めない。

ユンギ
ユンギ
てめぇ....!!


ドスッ っと鈍い音がした。


あなた

ゆんぎさんっ...!



そこには頬をおさえ座り込むホソクさん


一瞬のことで何が起きたか私は理解できなかった。


次の瞬間ゆんぎさんは私の手を掴んで


部屋から立ち去ろうとした。


ホソク
ホソク
あなたっ.....



力なくホソクさんが呟いた


" あなたっ... "


頭が....痛い....


そのままどんどん意識が遠のいていった。
















✱✱✱









あなた

んっ....あれっ...



目を覚ますとふかふかのベッド


手を見ると握りながら寝てしまっているゆんぎさん


寝顔 、こんなに可愛かったっけ...


そんなことを思ってると

ユンギ
ユンギ
ん..あなた...? 起きたか?
あなた

は、はい

ユンギ
ユンギ
お前、丸2日も寝てたんだぞ
あなた

ご、ごめんなさい...



まぁ、ゆっくり休めただろ ちょっと待ってろ


と、ゆんぎさんはどこかへ行ってしまった


最初はちゃんと待ってたけど


ゆんぎさんは5分しても戻ってこない...


私は不安になって 部屋を飛び出した

あなた

ゆ、 ゆんぎさん...! 泣


ドアを勢いよく開けると


キッチンで何か作ってるゆんぎさん


ユンギ
ユンギ
どうした?
あなた

ゆ、ゆんぎさんが
戻ってこないかと思ってっ...



涙目のわたしを優しく撫でてくれるゆんぎさん


その安心感からかポロポロ涙が出てくる
ユンギ
ユンギ
ちょ、お前 、どうしたんだよ、


泣き止みたくても涙がどんどんこぼれてくる
ユンギ
ユンギ
ったく 、 しょうがねぇな  


ゆんぎさんは私の手を腰に回して


後ろからゆんぎさんを抱きしめるような形になった


そしてまた何事もなかったかのように料理を始めた。









✱✱✱









あれ、泣き声がしない...


恐る恐る後ろを見ると泣き疲れたのか


俺を抱きしめ立ちながら寝てるあなた


ユンギ
ユンギ
何だコイツ  笑


寝てるあなたを起こさないように気をつけながら


慎重にベッドルームへ運んだ。















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