ドキドキしながら、職員室の奥の
校長室へ入った。
え? 〇〇署?
俺 、 そんなに大きいことやらかした??(
頭が追いつかない。
死んだ??母さんが??
もう、訳がわからない。
校長先生に言われた通り、
警察署へ行き、霊安室へ入った。
そこで見たのは間違いなく母さんで、
変わり果てた姿で横たわっていた。
警察の人から話を聞いたところ、
ビルからの飛び降りで間違いなく自殺らしい。
朝まで元気だったのに??
俺を笑顔で見送ってくれたのに??
なんでいきなり....なんで母さんが....
俺は次の日、退学届を出しに学校へ向かった。
✱ ✱ ✱
それから俺は高校の奴らとは縁を切り、
裏の世界へ足を踏み入れた。
クラブで遊んだと思えば、
朝まで仲間たちと酒を飲み、
夜な夜な違う女の子を
取っ替え引っ替えしながら遊びまくる。
そんな生活を送っていた。
つるんでた奴らと会社を立ち上げ
本格的に裏の仕事をやりはじめ、
裏の世界での地位を確立させた。
そして、ある仕事を受けたとき、
偶然ユンギと再会したんだ。
再会したあと、 ユンギのことだから
何したかなんて見当つくだろ? 笑
お互いに仕事を邪魔しあったり、
事務所荒らしたりもう、それは色々笑
それでも俺は折れなくて
無視し続けて仕事を続けたから
ユンギも、諦めたのか
俺には関わってこないようになって...._____
✱ ✱ ✱
俺がもう少し大人だったらね〜
なんて笑って話すホソクさん。
どうしても悪い人には見えなくて、
その笑顔が無理をしているようで、
胸がキュッと締め付けられた。
そう言うとホソクさんは微笑み、
私は、また温かいココアを一口飲んだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。