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2020/09/25

第43話

信じる





佐々木 side





























それは、もうどこから見ても女の子で


顔もすごい整ってて、声も透き通ってて


アイドル!!って感じが否めないタイプの子だった


…いや、でも待って。


この子が関西に来るも入るもなんでもいいけど


なぜここに呼ばれたのがなにわだけ?


こういう時って関ジュ全員集まってる


もんじゃないの??





























「…えっと、じゃあとりあえず名前だけ。
瀬見 愛胡 (せみ あこ)です。
今日からよろしくお願いします!」



『…まぁ、色々聞きたいことはあるんですけど
とりあえず、どうして私たちが呼ばれたんですか?』



お偉いさん「あぁ、この子の入るグループと
その説明をしておこうと思って」



西畑「…は?いや、待ってください
来て早々にユニットですか?だったら
もっと他の頑張ってる子達を見てくださいよ」



藤原「大吾、落ち着け」



道枝「…入る、グループって」



お偉いさん「察したやつは分かるだろう。
なにわ男子だ。」



長尾「…え?」



高橋「…拒否権は、ないんですか」



大西「だって、僕達の中で、女の子は
あなたちゃんだけで、今更そんな」



お偉いさん「拒否権はない。決定事項だ。
明日から本格的に加入するから、準備
しておけよ」



『…んな勝手に決められても(小声』



大橋「…一旦、向こう行こか」






























半分なだめられるように、


私たちはレッスン室に向かった。


向かってる途中、誰も一言も話さなかった。


…来たばっかの瀬見さんはひとり


清々しそうやったけど


レッスン室に着いても、気まずい雰囲気があって


でも、こんなことしてても決まったことやから


しょうがないし、自己紹介をすることになった。
































『…じゃあ、最後に瀬見さん』



瀬見「あっ、はい!瀬見愛胡です!
あなたちゃんと同い年の20歳です!
まずジャニーズ事務所に入ったきっかけは
上の人からのスカウトで、まぁそんな感じです
小さい時にダンスも習ってました!
ボーカルレッスンは受けたことないですけど
歌は結構好きです!
…仲良くしたいです!
急な加入ですが、よろしくお願いします!」



『…はい、じゃあ全員終わったね』



西畑「…質問ええかな??」



瀬見「はい!」



西畑「それ、ほんま?」



瀬見「…え?」



『ちょ、何聞いてんねん』



西畑「…いや、ごめん。なんもない」



瀬見「…疑われてるならちょっと残念ですけど
全部ホントのことですよ?」



西畑「…ごめん」



『…さて、と、フリ覚えなきゃ!ね!』



高橋「…せやな、うん」



大橋「ほら!立って!やるで!」




































何がどうなってこうなったかは知らない


誰の思惑かも分からない。


でも、こうなったらもう仕方ない


きっとこの人は嫌がらせ目的なんだ。


そう思ってたはずなのに、


自己紹介の時にひとつ引っかかることがあった


何となく、言ってること自体は普通なのに


言い方っていうか、ちょっと演技っぽかった


無理矢理感というか。


もし何か事情があったとしたら、


ここで無理に瀬見さんを責めるのは違うから


その日はレッスンをして解散となった。