佐々木side





























『井上くんや』



井上《なんですか！》



『暇過ぎないかい』



井上《…じゃあ俺の課題仕送りしとくので
やっておいてください！暇じゃないですね！》



『あっ、急に！急に暇じゃなくなった！』



井上《えー》



『それガチのえーじゃんやめて』



井上《あなたちゃんはええなー、高校って
課題めっちゃ多くないですか？》



『ん、まぁ大学よりは確実に多いな』



井上《ええやっぱ仕送りしますね》



『うわっ、めっちゃ多い！！』





























どうもどうも



ただいま愛しの井上瑞稀くんと



テレビ電話をしておりまして。



課題がこっちに来そうだったので



全力で拒否しておきました。



何この子真顔でダンボールとか



見せてくるんだけど。



感情お母さんのお腹の中に置いてきたんか？←





























『毎日暇やなぁ。やることも無いし』



井上《課題ももちろんなんですけど、最近
トシカレ見てますよ》



『えっ、ほんま！？！？』



井上《ほんまですー。あ、勘違いしないで
くださいね。あなたちゃんのためじゃないです。
道枝君見るためです。》



『そんなこストレートに言わんといて…？』



井上《道枝くんまじかっこいいっす。》



『道枝に言ってやってや。喜ぶで』



井上《毎回言ってます。毎回喜ばれます》



『せやろなぁ。ほんま仲ええよな』



井上《めっちゃ仲良いですよ！！》



『えーなぁ！！！！』



井上《え？不仲ですか？》



『なわけないやろラブラブ。』



井上《あ、そっか。不仲は永瀬くんか》



『ちょっと待て』





























なんなのこの子…



ほんとに感情置いてきたんじゃないの…？



ほんまに怖いわぁ…



真顔で言うからネタかも分からないねん。



…いや、それも怖いから！！！！！





























井上《じゃ、暇電付き合ってくれてありがとう
ございました〜》



『いーえ〜！私も暇やったからね』



井上《だと思ってました！！！》



『何どうしたの反抗期…？』



井上《違います違います〜！》



『冷たくない…？おばさん泣くよ…？』



井上《あ、めんどくさくなりそうなんで切ります》



『そういうとk 井上《あなたちゃんの事も
ちゃんと好きです 》…は』



井上《サヨナラ〜〜》



『…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！？』





























待って…私もう悔いない。



今なら自信もって死ねる。(？)



なにこれ彼氏かよ…



トシカレ…いやしんどすぎねぇか…？



ほんまに今の子怖いねんけど恐ろしい。



今のはもうばらまくしかない。



そう決めた私はなにわのグループで



このことを話すと



次の日LINEで死にたいんですか？って



メッセージが届いてました。



誰とは言いません。